言うまでもなく、従軍慰安婦報道について事実誤認を認めたにも関わらず、謝罪をするつもりはないばかりか、開き直っているかのような態度が反感を買っていること、そして、福島第一原発事故の時に報じた「吉田調書」の記事が否定されたことへのダブルパンチです。
こうしたことが起こってしまう背景に、やっぱり天体配置があると思うので、ホロスコープを検証してみます。
ちなみに、従軍慰安婦の問題がこれほどまでに国家レベルで混乱に陥れられるのは、どうせ土星海王星の仕業だろうという予想をしておりました。いかにもそれっぽい事象だからです。
wikiを見ますと、朝日新聞の創刊は1879年1月25日とあり、これをもって公式なスタートとしてみてみます。
(蛇足ですが、この頃まだ冥王星は発見されておりません)
報道メディアらしく太陽は水瓶座にありますし、水瓶座にはその他にも金星・木星があります。ついでにノードも。
水瓶座は特定との癒着や感情の移入を嫌いますから、最も偏りのないジャーナリスト精神を発揮できるサインです。
しかし太陽は牡牛座の海王星とのスクエアがあって、水瓶座は特定に縛られないものの、牡牛座という12サイン中最も固定化するサインから否定をされています。
水瓶座と牡牛座の戦いは、言ってみれば水瓶座が未来、牡牛座が過去です。
未来に進むためには過去に縛られないことが何より重要で、例えば革新的なモノゴトは過去の固定観念を覆すことから始まります。
この場合メディアの方向性としては、何ものにも縛られずに公明正大な報道をしようとするにもかかわらず、牡牛座は過去やしがらみを持ち込んでくるという具合です。
ただ、個人的にはメディアとして面白い配置だなとは思うんですけどね。
問題は牡牛座側にいるのが海王星だということで、海王星は太陽の方向性をウヤムヤにするじゃないですか。
キチンと確証の取れた報道を常とする新聞のようなメディアにとって、海王星はどうしたって実態の掴めないようなものに幻惑されます。
これがタブロイド紙や週刊誌の類ならば、ホントだかどうだかわからないような内容がかえって面白味もあるのでしょうけど、一般紙となればちょっと話は違うかなと。
それが問題の従軍慰安婦問題のように、吉田なんたらとか言う作家の戯れ言(失礼)を真に受けて(吉田清治氏は後にこの問題をフィクションだと認めている)、国家に対して責任を取るべきだという論調を展開してしまいました。
これこそが海王星の幻惑です。
そして混乱を招くという土星・海王星の現象です。
では当時のトランジットを見てみます。
朝日新聞が吉田清治氏の証言を記載したのは1991年5月です。
この頃のトランジット配置を見ると、やはりですけど、太陽に土星が被っています。これによって太陽・土星vs海王星のスクエアということになります。
これは常識ぶち壊しの配置。
まだあります。
金星・木星のコンジャンクションは、蠍座の冥王星からスクエアです。
これは「態度大」の配置。ただし反骨的な方の。
日本の国家に向かって非難記事を載せたわけですから。
言論を示す水星は時の天王星・海王星のコンジャンクションに乗っています。
天王星は何者にも迎合しないオリジナリティ、そして海王星は先ほどから書いているように幻惑です。
幻惑された記事を、オリジナルで主張するわけです。
まあこんな感じで、トランジットの影響を受けていました。
ただ現在、土星が蠍座内を行ったり来たりしており、もともとの太陽・海王星スクエアとはTスクエアの関係になりますが、この時期に誤報を認めたというのは興味深いことですが、これによって朝日はさらに混乱を招くという事にもなりますね。太陽・土星・海王星Tスクエアなので。
おわり