レベッカ復活の裏にNOKKOの苦悩の克服あり




レベッカ復活の裏にNOKKOの苦悩の克服あり | lyu1-webレベッカが復活するという――。
若い世代にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ドンピシャ世代にはたまらないニュースかもしれません。
1980年代に大活躍したレベッカは、今でこそ普通になった「女性ボーカル+男性のバック」編成のさきがけのようなバンドでしたが、特にボーカルのNOKKOの歌唱力とパフォーマンスは圧倒的に抜きん出ていて、その作詞力とともにある種カリスマ性みたいなものが、あの小さな身体に備わっていた稀有なタレントでした。
リアルタイムでない世代も、もしかしたら「ピカルの定理」のコント「ビバリとルイ」の挿入歌で、レベッカのヒット曲「フレンズ」が使用されていたことから知ったという人もいるかもしれませんが、あれはちょっとレベッカ伝説を汚したかも(笑)。

個人的にはドンピシャ世代ではないものの、当時の活躍は印象深くて、あのころ飲食店などにレーザーディスクのジュークボックスみたいなのがよく置いてあって、たしか100円で曲をリクエストするとその曲のMVが流れたんですよね。当時はBon Joviなんかも全盛期で、「Livin’ on a prayer」などと共に「フレンズ」がヘビーローテーションで流れていました。Liveバージョンのやつです、ギターソロでだんだんと手元がアップになっていくという・・・懐かしいです。

NOKKOが生み出す歌詞は「陰」と「陽」

もちろん「フレンズ」も良かったですが、「Moon」とかは今聞いてもスゴイと思わせるものがあります。あのNOKKOの独特の歌詞の世界、月に母親を投影させて「月は全部お見通し、でも影で見守ってくれてる」みたいな・・・母と娘の関係性を月にオーバーラップさせるという感性が、あらためて聴いても少しも色褪せず、今だに我々の心を震わせるのです。
参考動画:「Moon」 REBECCA

フレンズの歌詞も「キスをしてしまったら二度と友達同士に戻れなくなった」という禁断の世界観ですよね。NOKKOの歌詞って、そうしたある種の「影」のようなもの、つまり後ろめたさというか、ちょっと罪悪感にも似た心情を表現するのが特徴の一つと思っていて、結果それが人の心を打つのです。
参考動画:「フレンズ」REBECCA

NOKKO:出生ホロスコープ

NOKKO:出生ホロスコープ

NOKKOのホロスコープを見ると、1963年の水瓶座の土星と蠍座の海王星がスクエアでぶつかっているという難しい世代で、これに太陽と水星が直接影響を受けています。フレンズやMoonの歌詞に表れるような、後ろめたさ・影のある感じというのは、この太陽・水星から来ています。つまり公と影のコントラストというね。
で、この太陽も水星も蠍座の10度だから、自分が後ろめたい側なわけです。つまり影の方。そして乙女座の天王星・冥王星と60度で繋がってますから、現実感のある世界に落としこんでいくわけで、それが見事というしかない。
(ついでに書くと「ヴァージニティ」という曲も彼らの名曲の一つで、歌詞は「処女喪失」を比喩したこれも後ろめたさ的で意味深な内容だけど、あの曲は作詞家が違う人で、ちょっとNOKKOの書くものとは違って海王星的イメージ世界に針が振り切り過ぎてる。NOKKOが歌詞に入れてくるような現実感・リアル感が薄いんです。ただ名曲であることには間違いないけど。)

その後ろめたさが作品の特徴である一方で、NOKKOの作る作品の中には「ガールズブラボー」にみられるように、ポップで「元気な女の子の応援ソング」的な曲もありますけど、こちらの方は完全に火星・木星の世界観ですよね。牡羊座・射手座のノリとテンションだけっていう。こちらは後ろめたさがまるでない(笑)。で、それが月とつながってるわけでしょ、木星・土星との小三角で。だから元気な女の子の教育ソングでもあるわけですよ。女のコ頑張れっていう。

こういう分析、けっこう好きなんですけど、放っておいたら終わらないんで、次行きます。

月は母親で、彼女は月・冥王星スクエアだからMoonの歌詞は・・・いやいや、次行くんでしたね。

困難なホロスコープが作る困難な人生

で、解散後ソロ活動はしたものの、徐々にシーンからフェードアウトしていったっていうのも、やっぱりこのホロスコープの難しさみたいなものがあるのかなっていう――。

解散の頃の1990年代初めっていうのは蠍座冥王星時代で、この土星・海王星スクエアに過剰に影響を与えてしまうわけ。つまりよく言ってる「キャラ崩壊」・・・それまで培ってきたもの・積み重ねてきたものが自分の中でぶっ壊れちゃうわけですよ。

レベッカの解散原因は、当時いろいろ噂があったと思うけど、バックのメンバーは続けたかったけど、やっぱりNOKKOがムリだったというのがもっぱらだったと記憶してますが、このトランジットを見ると「さもありなん」という感じですよね。

その後NOKKOにとってさらに苦しいことに、続いて土星も水瓶座に入っていったので、サターンリターンとトランジットの土星・冥王星スクエアが重なって、けっこう重苦しい感じになっちゃうわけですよね。

NOKKO:サターンリターンの頃

NOKKO:サターンリターンの頃

これはメンタル的に相当キツかったのではないか、という感じがします。

続いて、1996年に冥王星が射手座に入ると、徐々に冥王星・冥王星スクエアになっていくわけですよね。ということは当然、月が巻き込まれる。月・冥王星・冥王星のTスクエア。これは神経をやられるでしょう。

まだ終わらない。
冥王星・冥王星スクエアがようやく終わったかなという頃に、今度は1998年に水瓶座に入った海王星が、どんどん彼女の土星に近づいていくわけです。つまり太陽・海王星・土星・海王星スクエアっていう、人生大混乱のタイミング。

なんか過去にパニック障害とか鬱とかあったらしいけど、逆にそれで済んでよかったかもしれないです。

たぶんこれくらいのダメージ受けると、人って立ち直るまでに相当な時間が必要になる。もちろんその間も地道に音楽活動は続けていたと思うけど、以前のように、とはなりにくいはず。

しかもあの圧倒的な歌唱力も近年、テクニックでカバーするような感じになっていると感じるのは私だけでしょうか。もしかして、彼女はダメージを受けていた間に、あの声を失ってたかもしれません。

だから今回のレベッカ、もといNOKKOの復活には、モロ手で拍手を送りたいような気持ちになるんです。

おわり