故・やしきたかじん氏の、亡くなるまでの闘病生活をつづった「殉愛」(幻冬舎)という百田氏の最新作が、ベストセラーなのにもかかわらず賛否両論を巻き起こしているのです。
この「殉愛」は、たかじん氏未亡人への300時間に及ぶ取材をもとに書き下ろしたノンフィクションというもので、たかじん氏と妻の純愛の物語だそうですが、実はこの妻(未亡人)が、かなり疑惑のある人物ということで、一般読者はおろか芸能関係者からまで批判の声が上がっているという。
以前よりこの未亡人については、カネ目当ての結婚では?という報道がありました。たかじん氏の癌が発覚してからの結婚だし、亡くなってから遺族との確執も指摘されています。
それが、ここにきて未亡人のイタリア人との重婚疑惑が噴出し、一気に疑惑が広まったようです。重婚については、本人らしき人物が「都会っ子イタリアに嫁ぐ」というブログを運営していたことが発覚したのです。
本人はブログをすぐに削除したようですが、後の祭りで、すでにあちこちで出回っています。
これを発端に、「鬼女」と呼ばれる恐ろしきネット特捜隊によって、夫であったイタリア人男性のSNSも特定され、実妹のブログまで特定され、どんどんウラを取られていったのです。ついには未亡人の設立した会社の謄本まで取っていて、いつものことながら、一連の鬼女たちの仕事には感服するばかりです。
ちなみに、妻を他の男に取られ裏切られたかっこうのイタリア人の元夫ですが、当初、この未亡人に対しSNSで「守銭奴」や「ビッチ」呼ばわりしていましたが、突如として新車を買ったりバイクを買ったりして景気のよくなったところを、これみよがしにSNSにアップしてしまっています。ここにも、なにかしら臨時のおカネが入ったのかもしれないという疑惑が広まっています。(今は当該部記事を消したようですが)
いずれにしても百田氏ほどの作家が、このような疑惑たっぷりの未亡人の話「だけ」を信じて、他の関係者への取材をせずに「純愛ノンフィクション」として出版しているということが、少々腑に落ちないですよね。なにか今までの作品とラインが違いすぎるし、ノンフィクションならもっと他者へのウラ取り取材もあってしかるべきでは?
しかも百田氏はamazonの酷評に対して、ツイッターでブチ切れています。なにか都合の悪いことでもあるのではないかと勘ぐりたくなるほど不自然です。
確かに、もともとの百田氏の印象というのは吠えまくる人物という感じはありますけど、少なくとも作品だけは一定の評価があったはずだから泰然としていればいいものを、今回ばかりは言い訳がましかったり、ブチ切れたり・・・。
そのへん、探ってみようと思います。
ああそういうことか、と納得。
なにせ、もともとの生まれに太陽・土星のスクエアがある。ここに今、トランジットの海王星が絡んでいる。
つまり、太陽・土星・海王星スクエア。容易に百田氏の人生に混乱を招く時期だということ。
なので今、氏の人間性まで根本否定するのはちょっと待った方がいいですよね。タイミング的な問題の方が大きい。
これについて詳しくはあとで述べるとして、まず出生ホロスコープからいきましょう。
最初に書いた太陽土星スクエアは、人生の遅咲きを示します。
確かに百田氏はこの年齢、つまり土星の年齢域になって突然ブレイクした感じがありますよね。これは若いうちは太陽の発展性が土星によってスポイルされるのです。そして本人が土星の年齢になって、ようやく花が咲くということです。
それと、この人も羽生結弦選手と同じく、獅子座の後半に木星・冥王星の「キングメーカー」がありますね。
(参照:羽生結弦選手のアクシデントは単なる事故じゃない何かの前触れ?)
つまり、獅子座の世界で地位を獲得するということになります。
獅子座といえば表現・演出・創作です。その木星・冥王星が、射手座の天体にアスペクトしている。射手座の意味する「文筆」につながるという形。
つまり書くことが地位につながるということですね。
作家としては恵まれています。
そのアスペクトしている射手座の火星は、26度の「仕事中の彫刻家」のサビアンで、これは自分の考えを普及させるという性質なので、彼の作品は広がりを持ちます。ただし、この度数は押し付けがましい。
さらに押し付けで言えば、太陽の魚座3度も押し付け度数です。
なので、いちいち吠える百田氏というのは、自分の意見を押し付けたくてあちこち吠えまくっているということになるかな。
なんとなく氏のイメージはそういう感じですね。
あと、月が天王星の近くにある。
これは「素の自分は、他人には従いません」と言っているようなもの。なにか、人にはいちいち反発心を覚えるのですね。
オレはオレの個性で生きてるんじゃい、人にはとやかく言われたくない、というのが本性でしょう。
しかも蟹座の月なので、感情が暴走しやすいですよね。
まあでも、押し付けも反発も、悪いこととは言えないですけどね。それが嫌に感じる人もいるし、もっともだと思う人もいるし、それぞれ受け取る側の問題なので。
要は百田氏は、そういうエネルギーを持ってこの地球上に生まれてきている、ということだけなので。
問題なのは、この人には土のサインが無いので、ノンフィクションに適性あるかな?、という疑問。
土というのは実際性だから、土のサインがあると、データやソースを追求すると思うんですよね。もっとウラ取り取材するとかね。
この人は、ほとんど火と水の人です。
火はコーフン性だから自分勝手にどんどん舞い上がっていっちゃうし、水は情感を訴える。
つまりノンフィクションではなく、創作の小説のほうが上手だし適性がある、と思うのでね。
しかも蟹座の月なので、そういうの得意でしょうし。
なので、今回のはなんとなく違和感があるし本人も得意分野ではないのでは。
で、上の方に書いたトランジットですけど。
このブログをよく読んでくれている人は一発でわかると思うけど、モロに土星が海王星にスクエアで影響されています。しかも太陽にずっしりと重なっている。
百田氏の信頼性(土星)の失墜、それが人生(太陽)に影響するというタイミングです。
言うなれば外部から、たかじん未亡人というわけのわからない人物(魚座の海王星)がすり寄ってきて、本を書いてくれと言ってきた。これみよがしに、たかじん氏が生前書きためていたというメモを携えて。
それに対し、何にでも共感してしまう性質の魚座の太陽は、すぐに同情して快諾をする。
しかしそれは魚座の海王星だった・・・疑惑の中の疑惑の天体です、これ以上の疑惑はない。メモでさえ疑惑。
なにせ海王星はガスに包まれた天体ですからね。実態は見えない。わけがわからない。確証がない。つかめない。
こいつに、しっかりと周囲を輪で固めて秩序を保っている土星は、哀れにもなし崩しにされてしまう。
結果、なんだあいつ、なぜ変な仕事やっているんかと、一気に評価急落。
という流れが推測できます。
まあこの人も、羽生選手と同じく、来年早々にはトランジットの土星までもが絡んできますから、ついには太陽・土星・土星・海王星という未曾有のスクエアになってしまう。たぶん人生に一度あるかないかのピンチ。
なので、まだこの問題は終わりそうにないどころか、エスカレートして泥沼化してしまうのではないかという懸念さえありますね。
しかも上に書いたように百田氏は現在、土星の年齢域まっただ中ですからね。モロに事象化してもおかしくはない。
たぶん、本人がもがけばもがくほど逆効果かもしれないので、気をつけてもらいたいです。
個人的には、それよりも獅子座木星冥王星の人なんだから、そんなにガツガツしなくても黙々と創作活動をしていれば、自ずと地位は得られる資質は持っているのに、と思いますが。
・・・ちなみに、未亡人の方の生年月日というのもネットで出回っています。ただし確かなものかどうかはわかりません。
それを元に未亡人のホロスコープを見ると、「いかにも」という感じですよ。
ていうか、危険きわまりない。
この生年月日が真実なら、たかじん氏も人生の最期に、とんでもない物件を掴んだかもしれない。
好いた惚れたは本人の勝手ですけど・・・
まあ真実でないことを祈りますが。
おわり
参考:故やしきたかじん氏未亡人のホロスコープ(真偽不明)とその解説
※ただし一般非公開です。