ダイアナ元皇太子妃の死から18年、あの事故死は陰謀だったのか?




ダイアナ元皇太子妃の死から18年、あの事故死は陰謀だったのか? | lyu1-web8月31日はダイアナ元皇太子妃(以下、元妃)の命日です。
1997年ですからもう18年が経過したんですね。しかしその事故死については相変わらず暗殺ではないかという陰謀説が根深く残っています。

そして、過去それらのほとんどが大同小異似通った内容で、例によってパパラッチのフィアットからのストロボの光が事故の直接の原因だったとか、最後の恋人と言われたドディ・アルファイド氏との関係とか、ほぼ洩れなくその辺がフィーチャーされるのが、年末の忠臣蔵のような定番パターンなのです。

ダイアナ元妃の死にはなぜ陰謀説が消えないのか

ただ18年経った現在もなお、「ダイアナ元妃事故死=陰謀」説が消えないのは、英国王室がドディ・アルファイド氏との交際を問題視していたから、というのが定説です。つまり相手がエジプト人というのが、英国王室からすれば大問題だったのです。

ドディ氏の父親モハメド・アルファイド氏はいわゆる億万長者で、イギリスのデパート「ハロッズ」や「ホテル・リッツ・パリ」のオーナーとして知られています。そういう意味でアルファイド家は資産的には申し分ないはずですが、なにせエジプトといえばほとんどがイスラム教徒なわけで、その「宗教的な壁」というのは、多神教民族である我々日本人には考えられないほど奥深くヘビーな問題なのです。

ましてや、ドディ氏とダイアナ元妃の間に子供でも生まれようものなら、それこそ世界を揺るがす大問題になるのは間違いなく、つまり生まれた子は英国王室の王位継承者であるウィリアム王子とヘンリー王子の「兄弟」ということになってしまう――誇り高き英国の王子の兄弟がイスラム教徒――イギリス王室にしてみれば、万が一にもそんなことがあってはならず、プライドを掛けて阻止しなければならなかったのです。

しかしそんな王室に当てつけるかのように、ダイアナ元妃はドディ氏との交際をこれみよがしに続けており、エリザベス女王及び王室関係者は、ほぞを噛むような思いでいたに違いありません。ですからダイアナ元妃は、世間が思っているような、夫を取られた悲劇の人であり全面的な被害者、というのは多少美化された部分があり、確かに不倫の被害者ではあるものの、それに負けず劣らず、前夫チャールズ公及び王室に仕返しをするかのような、ちょっとドロドロした部分を持つ人だったかもしれないのです。

思い起こせば、チャールズ公とカミラ夫人との不倫が発覚し、果てはダイアナ元妃と別居か離婚か、みたいなニュースが世間を賑わせていた当時、世の男たちはほぼ例外なく、こう思っていたはず――「なんでカミラなんだよ、ダイアナ元妃の方がはるかに美人なのに」「あんな美しいプリンセス捨ててカミラに走るなんて、チャールズ公なに考えてるんだ?」「俺だったら100パーいや1000パー、ダイアナ元妃なのに」・・・と。

ダイアナ元妃のホロスコープ

もちろん私も洩れなくそう思っていた一人なのですが、その後関係者のいろいろな証言や隠された事実を知るうち、なんだダイアナ元妃もなかなかのタマだな、と思うに至ったわけです。

ダイアナ元妃のホロスコープにその辺のヒントがないかと探ってみると、たぶんここはチャールズ公が嫌いな部分だったろうな、というハッキリしたポイントがあります。

ダイアナ元妃:出生ホロスコープ

ダイアナ元妃:出生ホロスコープ

それはダイアナ元妃の月・金星・天王星のTスクエアの部分で、それぞれ水瓶座・牡牛座・獅子座の組み合わせだけに、これって相手の男にすれば「言うことを聞かない偏屈な女だな」という印象を与えそうなのです。

ダイアナ元妃が嫁入りしたイギリス王室といえばもちろん王族の象徴であり、ましてやそこに嫁に入るということは、一事が万事、王室の方針に同調し迎合しなければならないはず――日本的に言えば「郷に入れば郷に従え」なわけです。ところがダイアナ元妃のこのTスクエアは、思い切り反発を覚えそうな配置になっている。

さらに言うなら乙女座の火星・冥王星も批判精神旺盛そうなので、そうした部分が日々少しづつ積み重なっていくと、気がつく頃にはお互い容認できないことになっていくわけです。

チャールズ公とダイアナ元妃の相性

事実、チャールズ公とダイアナ元妃のホロスコープを重ねてみると

  • 内側:ダイアナ元妃
  • 外側:チャールズ公
ダイアナ元妃+チャールズ公:相性ホロスコープ

ダイアナ元妃+チャールズ公:相性ホロスコープ

先ほどのダイアナ元妃のTスクエアに対して、チャールズ公の太陽が絡んでグランドクロスになってしまいます。固定サインのグランドクロス。

そしてダイアナ元妃の土星はチャールズ公の月にスクエアですから、女性に対してあまり反応をしないチャールズ公に対して、ダイアナ元妃は山羊座的な常識攻撃で圧迫をかけていった事が考えられ、チャールズ公にすればストレスだったろうと思います。

結局、死亡事故は陰謀か?

一説によれば、トンネル内での事故に見せかけて暗殺するのはイギリスの秘密情報機関MI6の常套手段、と聞いたことがありますが、果たしてどうなのか?

ダイアナ元妃:死亡時のトランジット

ダイアナ元妃:死亡時のトランジット

いずれにしてもダイアナ元妃は土星・海王星の時に死んでいます。つまり生まれの土星にトランジットの海王星が重なったタイミングで事故死している――これは陰謀死・犠牲死と言えばそうかもしれない。

実際ダイアナ元妃は、事故死の約10ヶ月前に執事のポール・バレル氏宛の手紙の中で、チャールズ公がダイアナ元妃の自動車事故を計画しいていて、生命の危険にさらされている、というような内容を書き送ってます。

ただ、現実的にはたとえそれが真実であり陰謀だとしても、英国王室や国家ぐるみで隠蔽してしまうだろうし、後日それが明らかになる可能性はまず無いはずです。

ダイアナ元妃の生まれ持ったカルマ

ダイアナ元妃の最後――つまり死に様は普通ではない、というのは、生まれ持ったエネルギーというか、宿命やカルマのようなものでした。

それは出生ホロスコープの8ハウスが暗示していて、ここにはいかにも死の際におけるバイオレンス的な何かが暗示されている――少なくとも安らかな死・家族に見守られての死、を想像させるものではありません。

可哀想ではあるけれど。

それとダイアナ元妃が恋愛的に、あるいは結婚的に恵まれなかったのも、生まれの月の状態が暗示しており、たとえドディ氏と結婚できたにしても、ハッピーな結婚生活になったかどうかは少々疑問を持たざるを得ません。

――もちろんそれはドディ氏との相性をみれば分かることでもあります。

おわり

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