鬱病を自ら告白した勝谷誠彦氏




鬱病を自ら告白した勝谷誠彦氏 | lyu1-webコラムニストの勝谷誠彦氏が自ら鬱病である事を告白しました。
勝谷氏といえば、普段から歯に衣着せぬ発言でズバズバモノを言うキャラとして知られていますが、それだけに今回の告白は「あの勝谷氏が?」と意外性を持って世間から受け取られています。

というのも、そもそも歯に衣着せずモノを言うというのは、それなりに信念とメンタルの強さがあってこそのものであり、その意味で言えば今回の勝谷氏の告白は、そうした「強い人」というペルソナが剥がれた感があるのです。
ただ、それでも本人が

こういうことを書けるというのは「病識がある」といって、まだしもいい方なのである。

と書いているように、自ら鬱を告白したという事は、やっぱり「強い人」というのを表しているのでは――なにせメディアを通じて一般公表するという行動が、鬱に罹った人間が普通できることではないし、それが出来るということはすなわち「それでもまだ自分としてのコントロールを失っていない」と思うからです。

そういえばここのところ、ちょっとおかしいという前兆はあったかもしれないです。
番組降板が相次いだり、それについて局側に対して批判めいた発言をしたりと、今思えば迷走?と言えるかもしれません。ただ上述のように、そもそもがズバズバ言う人なので「あの人ならあり得る」と、ありがちな事として受け流されていたとしても不思議じゃない。

――ただその既存の認識が、病気やダメージを見逃す多くの原因になるのだけど。「こんなはずはない」と。

鬱はキャパシティーを超えた時のS.O.S.

迷走、すなわち人の安定度が崩れるとき、決まって何かしらのホロスコープ的な影響があります。それはトランジットかもしれないし、プログレスかもしれないし、特定の天体の年齢に起こることかもしれない。ただ鬱にかぎって言えば、こういうホロスコープになると鬱になる、と断言できる典型例というものは、いくつかパターンはあるにせよ「100%これだ」と言い切れるものはないはずで、どちらかと言うと本人のキャパシティーの問題=その影響を受け止めきれなくなった時、結果的に鬱という症状として神経が何らかの危険サインを出す、ということだと解釈してます。

そこで勝谷氏のホロスコープを考察してみます。

勝谷誠彦氏:出生ホロスコープ

勝谷誠彦氏:出生ホロスコープ

太陽は射手座の13度もしくは14度(生まれ時間による)で、まあ射手座ですから書いたり喋ったりというのは適性があると思えます。ただしこの太陽は、乙女座の冥王星と90度というハードなアスペクトしかないので、いつかどこかで自分の進んでいる方向性を強制的に曲げられてしまう事を暗示しています。それは今回のことかもしれないし、すでに体験済みかもしれない。

ともあれ氏のホロスコープにはまずこの要素があって、それに対してトランジットの海王星が、現在魚座の9度辺りにいますから、乙女座・射手座・魚座のTスクエア(火星も考えればグランドクロス)の影響があってもおかしくない、というのがまず注目すべきところになります。

勝谷誠彦氏:出生ホロスコープ+現在のトランジット

勝谷誠彦氏:出生ホロスコープ+現在のトランジット

それと並行して、もう一つの大きな要素として、山羊座の土星と蟹座の火星&月との180度が挙げられます。
このうち月は生まれ時間によって多少前後しますが、火星と土星は16度同士できっちりとタイトな180度になっています。こちらも、月と火星にはその土星との180度しかアスペクトがなくて、影響がストレートに出やすいわけです。

そもそもこの火星は土星からの縛りがきつくて、仕事としては有能な代わりに、普段からかなりストレスを抱えています。その火星は月と一緒にあるものだから、月はかなり影響を受けるでしょう。下手したら胃にきます。蟹座だけに。

問題はこちらも今、トランジットの冥王星が山羊座の15度位にあって、勝谷氏の土星にどっかりと乗っています。土星に冥王星が重なるということは、土星に強制的なパワーが加わるということになり、結果的に火星と月がそれを受け止めるわけですが、それを受け止める耐性があるのか?といえば非常に難しいと言わざるをえない。

つまりこの火星と月に過剰なプレッシャーとなってストレスを与えるのです。
当然、牡羊座の天王星も加わっているので、反発エネルギーとして普段よりも過激な発言や行動となって出やすいですが(これが局批判とかになる)、いつしかこれも許容量を越えて耐え切れなくなる日がきます。満杯のコップから水が溢れ出るように。

それは「ドスン」とやってきた。――勝谷氏本人が書いているように、突如耐え切れなくなって溢れてしまうのです。ギリギリまで支えてきた柱がポキっと折れるように。

火星は活力エネルギーであり、スピードでもあります。そこに極限のプレシャーがかかると、重た~いものが乗ったようになり、身体も思考も思ったように活動できなくなるのです。

勝谷氏の「伝える使命感」

勝谷氏の水星は蠍座の27度にあります。
蠍座はそもそも依存性を表しますが、この末期度数になると次の射手座への脱皮を図ろうとします。射手座は精神の独立ですから、これまで関わってきた組織や人間から精神的脱却を目論むのです。

そういう意味で勝谷氏にとって番組を降板することは、現実的には仕事を失うことかもしれないが、ある意味、それまで縛られていたものから脱却するという本来の性質を具現化しただけの事かもしれません。

そしてこの水星は獅子座25度の天王星とアスペクトしていますが、獅子座25度は使命感を意識する度数です。今回の鬱病の告白は、それと無関係ではないでしょう。それは本人の言葉が示しています。

私は一応、作家のつもりで、作家というものは自分の恥を切り売りすることでいささかの何かのことを社会に還元できるのであると、昔から考えていたものだから、書くことにする。

おわり