最近、NHKの「アベチャンネル化」が止まらない。
記憶に新しいのは、7月に行われた国会での安保関連法案の強行採決を「わざわざ」故意に中継しなかった事です。国会といえば唯一、NHKだけが生で中継するコンテンツなのに、これほど国民の将来にとって大事な採決を中継しないというのは、いったいどういう了見なのか――この件に関して各方面からブーイングの嵐が起きたのも当然で、言うまでもなく現在のNHKの腐敗っぷりを証明する形となりました。
最近ではそんなNHKの体質を嫌ったアンチ派が、大挙してNHK前でデモをするまでにネガキャンが広がっているのですが、当のNHK含む主要メディアは一斉に無視をし、一切報道しません。――これも冷静に考えて、異常と言わざるをえない。
全ては籾井勝人会長から
「みなさまのNHK」から「安倍さまのNHK」へと変貌していったのは、籾井勝人氏がNHK会長に就任してからの傾向です。
籾井会長といえば、例のプライベートのゴルフでのハイヤー料金をNHKの経費で支払おうとしたことが大問題になった人ですね。――たしか4~5万円くらいだったと思いますが、ぶっちゃけこれくらいなら「出来心でした、サーセン」と頭下げれば済んだ事かもしれません。(もちろんホントはダメですが)
それよりも「籾井会長=暴君」っぷりを最も世間に知らしめたメガトン爆弾といえば、NHK会長に就任直後に理事全員に「日付のない辞表」を提出させていたことでしょう。――つまりこれは“いつクビ切られても文句言うな、そしてお前らが勝手に辞めたことにするからな”という意味を含んだ、ある意味、恫喝・パワハラとも受け取れるものです。
事実、これに対し10人の理事全員が、「日付なしの辞表」を籾井会長に提出していたことを明らかにしました。
この件について籾井氏は「理事が萎縮するとは思っていない。一般社会ではよくあることだ」と開き直ったのですが、言っておきますがNHKは「一般」じゃないですから。公共放送ですから。日本放送協会ですから。
ザンネーン。
――ともかく、こういう事が平気で言えてしまう感覚というのが、一般人には理解できないと思ってしまうのですが、もしかして実業界で生きている人にとっては、こういう感覚が「一般」なのでしょうか?
それとNHKといえば、つい最近も新社屋に建て替えるとかで、新国立競技場超えの3400億円の予算を計上しているというのが問題になりました。この件については東京MXTVの「敦と隆の週刊リテラシー」で、ゲストの維新の党・木内孝胤議員が、なぜそうなったかの経緯を説明していましたけど、実際ひどい話でした。まさに国営放送の名を借りた暴挙です。こうまでなってくると、将来本気でネット視聴料金を強制的に徴収しようとしているのも、あながちない話ではない、と思えてきます。
NHKと安倍首相の相性
こうした話を上げていけばきりがないのですが、本題はNHKの「アベチャンネル化」です。ですから論より証拠、まずNHKと安倍首相の相性ホロスコープを貼っておきましょう。
- 内側:安倍首相
- 外側:NHK
――いきなりですがこれ、説明いります?
というのも前回、安倍首相とアメリカ国家のホロスコープについて書きましたけど、その稿で「いの一番」にポイントとして挙げたのが、「安倍首相の月―火星の180度に対して、アメリカの太陽が重なっている」という部分でした。
【参照】安倍首相は恐怖の男?アメリカとの関係が日本を変えてしまう日
それを参考にした上で、今回のを見てください。
その安倍首相の月―火星180度に対して、NHKの天体はどうなっていますでしょうか?――目の錯覚でなければ、金星・冥王星・月が重なってませんか?
しかも蟹座の冥王星です。これは民衆に対して強制力を持つということです。
さらに恐ろしいことに、現在反対側の山羊座には、トランジットの冥王星も重なっているのです。言ってみれば冥王星・冥王星180度が、安倍首相の月―火星を挟んでいる――これこそが常識を逸脱した極端エネルギーです。
つまり、安倍首相は完全にNHKの放送権力というものを味方につける相性となっているわけで、これはある意味、NHKという組織の本質を考えれた時、そして国民の視聴料で成り立っているという事を考えた時、こうした個別の政権に過剰に肩入れするというのは、元来道義的にやってはいけないとされていることを、侵してしまう危険性が示されている。
ただしこれは故意に仕組まれたことではなく、偶然というのが、何かの運命を暗示しているようで、余計に怖い。
ついでに現在のトランジットも加えたのも貼っておきます。
――見事にNHKの冥王星―トランジットの冥王星に挟まれた配置です。
まだある――安倍首相と籾井会長の“スイート”な相性
さらにそれを裏付ける、もう一つのサンプルを貼っておきます。
今度は安倍首相と籾井会長との相性ホロスコープ。
- 内側:安倍首相
- 外側:籾井勝人NHK会長
こちらも、先ほどと同じところに注目して下さい。
安倍首相の月―火星の180度に、籾井会長の木星が重なってます。
簡単にいえば「安倍首相の暴走・独裁、私は手放しで応援します、サポートします、拡散させていただきます」っていう配置になります。
このままでは、本気で日本がヤバイ?
このブログで安倍首相とアメリカとの関係、NHKとの関係を見てきまして、なんとなくですが、本気で日本がヤバイ気がしてきます。
アメリカの意思をそのまま反映し、さらには国営放送たるNHKがその暴走を後押しし、なおかつ異論は認めません、と言っているかのような“ニオイ”を感じてしまうからです。
もちろんアメリカが悪いとか嫌いとか言っているわけではありませんので、そのへん誤解なきように。
ただ、そのアメリカは近い将来どうなる運命か。(意味深)
上に書いたように、おそらく偶然とはいえ、ホロスコープ上でこうした相性が重なるのは、何かが起きる事を暗示しているのかもしれません。――なぜなら一国の首相・その国営放送・そして同盟国アメリカが、ホロスコープ上の一点にエネルギーが集中しているのです。もうひとつ言えば、そのエネルギーは蟹座―山羊座の180度であり、活動サインであり、そもそもがカーディナルスクエア時代なのです。
そして周囲を取り巻く情勢は、すこぶる厳しい。
そもそも、メディアが政権の片棒を担いでいるという事自体、日米開戦の時に日本が犯した過ちと似ています。あの時は「戦争やむなし」みたいな政治や軍部の極論を、メディアがたしなめるどころか、煽るだけ煽りまくり、結果国民を巻き込んでいったのです。――あの過ちを再度繰り返してしまうのか。
もちろん占星術的に言っても、こういう風に一点に過剰な力点が集中するのはあまりよくない事です。しかもこの場合は右傾化が極端になっていくだけだから、必然的に国家として「客観視」というバランスを欠いていくわけです。
事実、最近はまったく国民の声が無視される体制になりつつある――まあ、それが安倍首相のやりたいことと言えばそれまでなんだけど。――なにせ特定秘密保護法をあれだけ強引に成立させたのだから、今後ほとんどの重要情報は国によって隠蔽されて、国民には決して公表されなくなるのですから。つまり日本国民は、すでに「知る権利」さえも奪われているということです。
こういうことから、残念ながら松原照子さんの26年前の予言が、現実のものとなってきているのかもしれません。
【参照】安倍首相は恐怖の男?アメリカとの関係が日本を変えてしまう日
なので今後に不安や危機感を感じている人は、次回必ず選挙行った方がいいかも。
「行かない(投票率低い)=自民党勝利=安倍首相メシウマー」なので。
おわり