詳しくわからないんだけど、要するに載せてないものを「載せた」として虚偽の請求をしてたってことみたい。つまり「ぼったくり」・・・しかもその相手が111社にも及ぶといい、その中にはトヨタのような大企業も含まれているというからシャレにならない。
思えば電通は東京五輪招致のときも、ある有力者にお金を掴ませて便宜を図らせたという疑惑が浮上しているし、その前もパナマ文書で電通の名前が出てきたことは記憶に新しい。
これらの疑惑は上手いこと追求を逃れた感があるが、だとしてもここのところ「電通ブランド」の信用が揺るがされる出来事が立て続けに起こっているという事実は否めない。
その昔、電通と言えばコネがなければ入社できない、みたいなウワサがあって、あるいはそうして入った社員の歪んだ勝ち組意識からか、その傍若無人っぷりがこんな私の耳にも入ってきたことがある。
たしかに電通のホロスコープを見れば、勝ち組企業になるべく要素が随所ににあるし、それはあからさまなほど――手っ取り早く成功して儲かる会社を立ち上げたいなら、こういうホロスコープにすればいい、というある種サンプルのような図でさえある。
そうして実際にトップ企業となったとして、これでは社員が天狗になるのも仕方がない(と言っては身も蓋もないが)、そうさせる図かもしれない。
ただ今回の場合やはりトランジットの影響によって、いろいろ裏でのことや不正的なものが露呈しそうな、タイミング的にちょっと厳しいものがあって、それがこのところずっと継続しているというのがある。
これまではバレずにうまくすり抜けることが出来ていたかもしれないが、このタイミングでは無理ということ――それはPCデポも同じだったはず。
問題なのはこういうハードな状況のときに、企業としてどういう対処をするかということである。保身に走ってうまく隠蔽するのか、それともいい機会だから膿を出し切って組織の成長を目指すのか、いずれにしても組織として経営陣の舵取りが今後の信頼回復のキーポイントになる気がする。
それが出来ずに、ズルズルと膿だらけになってしまったのが、東芝や三菱自動車のような企業なのだから(名前を出して悪いけど)。
ただ、メディアに圧力をかけて隠蔽をするのは、それこそ電通の得意中の得意技だと思うけど。(今回も今のところTV報道は押さえているようだし)
【※ホロスコープ画像はSolar Fire Ver.9を使用】