安倍内閣の酷さと山羊座冥王星




安倍内閣の酷さと山羊座冥王星 | lyu1-web最近、安倍内閣がひどいです。
安保法制の審議からようやく支持率低下の傾向になってきましたが、その反応もタイミングが遅いくらいで、そもそも「他に任せられるのがないから、とりあえず」で選ばれた政権政党にしては、これまで力を持ちすぎたという感じでは?
対抗できる政党がないのは情けないことですが、ただ選んだのはもちろん国民なわけですから、ここまで増長させてしまったのはすなわち国民ということになるし、結果やりたいようにやられるのは仕方がないと言えば仕方がない。

第三次安倍政権:設立ホロスコープ

第三次安倍政権:設立ホロスコープ

こんな安倍政権ですが、一部の識者から、ヒトラーの「ナチス・ドイツ」のやり方に似ていると言われています。まさかあのヒトラーの独裁政権と同じわけはない、と思うのならググってみれば分かりますが。

そもそもナチスと安倍政権、どこが似ているのか

まず当時のドイツのいきさつですが、1918年に第一次世界大戦が終了し、ドイツは敗戦国になります。その結果ドイツ革命が起き、それまでの帝政ドイツが崩壊し、共和国になりました。その時に制定されたのがワイマール憲法(ヴァイマル憲法)で、これは当時「最も民主的な憲法」と言われ、その後制定された各国の民主的な憲法のお手本になるほどでした。
【参照】wikipedia:ヴァイマル憲法

一方で、敗戦国ドイツには莫大な賠償金が課されます。「戦争にかかった費用を負けたお前らが払え」というわけです。これによって当時のドイツ経済は困窮します。そこに追い打ちをかけるように1929年に世界大恐慌が起こり、ドイツ経済はどん底に追い込まれ、街には失業者が溢れます。そんな国家的危機の中、状況を打破すべく右派(特にナチス)が勢力を増していき、ヒトラーが台頭してくるという流れができていきます。

ヒトラーは1933年にドイツの首相に任命されると、全権委任法を成立させ、民主的なワイマール憲法を形骸化(=ないがしろに)してしまうのです。この全権委任法というのは「憲法から逸脱する法律を交付する権限をヒトラー内閣が持つ」という悪法で、つまり憲法に違反していようが何だろうが、事実上ヒトラーのやりたい放題できるというもの。これによってワイマール憲法は存在はするものの、棚上げにされてしまったのです。

つまるところ、このヒトラーがやった全権委任法=憲法をないがしろにする=という手法が、今の安倍内閣のやり方に似ているということなのです。例えば憲法をねじ曲げて解釈する事によって、集団的自衛権の行使だとかに結び付けたいというのが、事実上憲法を形骸化しているのと同じだ、という論理です。

そして、まさにそれを証明するような例が先頃あったわけです。政党が選んだ憲法学者が揃って「安保法制は憲法違反」と判断しているにも関わらず、菅義偉官房長官が「違憲じゃない」と反論したのですが・・・いや、あなた専門家でしたっけ?

「それってあなたの感想ですよね」ひろゆき氏じゃないけど、そう言いたくなるでしょ。

異論は認めない安倍内閣

こうした「まったく異論は認めない」という民主国家にあるまじき姿勢が安倍内閣の実態、と化けの皮が剥がれてきたわけで、それがようやく支持率の低下となって現れてきたのですが、今ごろ気づくのは遅いですよね。こちらでは早くから論じてきたわけで。

また、先日自民党が行なった「文化芸術懇話会」での自民議員の発言にも呆れたもので

「マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番だ。経団連に働きかけていただきたい」
「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」

なんという言論弾圧か。

そして出ました、百田尚樹センセのお言葉。

「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」

これほどの低レベルな発言は論外なのはもちろんですが、ともかくこういう権力に依存した勘違いが、湧いてくる湧いてくる安倍内閣。ここまでくるともう、草不可避です。

いったい、これらを民主的な先進各国が聞いたらどうでしょう?「日本は今だにそんな幼稚なことを言っているのか」と一笑に付されるのがオチで、まさに国際社会の恥。まあ伝わっているのは間違いないでしょうけど。

これまで官邸の御用聞きと成り下がっていた大手メディアも、さすがに今回は黙殺するわけにはいかなかったようで、各メディアこぞって大騒ぎする事態となっておりますが。

蟹座冥王星時代、山羊座冥王星時代

ヒトラーが台頭した1930年前後というのは、冥王星が蟹座にありました。
すなわち蟹座の示す民族性や国民性みたいな意識が冥王星の持つ強力なパワーを保持していて、それがお互いのエゴになってぶつかり合うエネルギーになったので、結果それが民族間の争い、=戦争になっていったわけです。
つまりヒトラーが、ナチスが、っていうのは個別のことであって、まず蟹座冥王星という時代的エネルギーがベースにあって、ヒトラーはその中から出てきた代表的な駒みたいなものなのです。

で、時代はそれから80年以上経過して、現在冥王星は山羊座にいます。(正確に言うと2008年から)
山羊座冥王星は、国家とか組織とかっていうのがパワーを持つわけです。つまり1930年頃のように蟹座の民族意識としてっていうのと違い、国としてというエゴが強くなる。(蛇足ですけどここ何年かは会社もエゴが強くなってますよね、これも組織だから山羊座)

国や組織がエゴを持つ時代になったからこそ、中国や韓国があらためて島の所有権を主張し始めたり、ロシアがクリミア半島を強奪しようとしたりし始めるわけです。国土って国家だから。

それと同じ理屈で、国民つまり民族よりも、政治(=国家)の方がパワーを持っているのが今の時代なわけですよね。だから国民なんてそっちのけで政治が進んでしまうのです。

まあ山羊座冥王星の弊害については、これからも機会があれば述べていきたいですが。
とりあえずそれについてひとこと言え、と言われれば、これからの若い人が可哀想と言うしかない。

せっかく選挙権が18歳~になったのだから、これからは政治に興味をもったほうが身のためかもしれないです。

おわり

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