個人的にTVドラマというものを視ないので、ほとんど内容を知らないのですが、ドラマのヒットと放映スタート時のホロスコープの関連性について書こうと思います。
ドラマのホロスコープと言うと放映開始に限らず、構想や原作のスタート時とか、放映が決まった時点のものとか、撮影開始のものとか、いろいろなホロスコープの要素が重なり合っていると思うのですが、番組のヒットということを考えた場合、ここでは単純に放送開始時のものを選びました。
というわけで、まず半沢直樹の方から。
なんとなく、見た瞬間からヒットさせそうな予感を感じさせるホロスコープですけど。
2013年7月7日の21時に放映スタートということで、太陽は蟹座にあります。
蟹座には他に水星・月・木星もあります。
それらが5ハウスに固まっている状態。
5ハウスといえばエンタメ、クリエイティブなどに一番影響ありそうな場所で、楽しみとか興味にも直結するハウスです。
しかも対面の11ハウスの冥王星と向き合っていて、限界を超えたパワーがあるということになっているのが、なんかこのドラマの内容に結びつきそうな感じ。
またこれらは蟹座にあるので、共感を呼びそれを広げていきます。広げるにはもってこいの木星もあります。
そして木星と月はコンジャンクションで、月を一般視聴者とするならば、それがどんどん広がっていくということになるのでしょう。
さらに木星は楽しさもあります。作品自体が楽しさを視聴者に与えるものということにもなります。もちろん製作者側がそのように作ってはいるのですが、最終的に視聴者がそう感じる作品になるということです。
その月・木星は土星・海王星と水のグランドトラインで、これは共感力は勝手にどんどん増殖するということになるし、先に書いた山羊座の冥王星と合わせてカイトになっていて、なかなか強力です。
ドラマの主体である太陽の状態は、天王星・冥王星とのいわゆるカーディナル・Tスクエアもあって、なんかブチ切れてちゃぶ台ひっくり返して「倍返しだ」というこのドラマに通じるものを感じさせます。
そこに月もそれに絡んでいるので、視聴者はこのテーマに同化し、自分がひっくり返しているような爽快感を感じられるのでは。
視ていないので詳しく知りませんが、最終回はどんでん返しみたいな感じだったというのも、この太陽・月に現れていますね。
まだ読めばいくらでも読めそうな感じですが、次にあまちゃんです。
こちらは4月1日朝8時スタートです。
これを見ると月・木星のオポジションに、太陽・天王星・金星・火星がミディエーションしているという形。
それにしてもこのホロスコープは、全ての天体が絡んでいて、一つとして浮いた天体がなく、統一感を感じます。言ってみれば、作品に無駄がないというか。
特に月のアスペクトの多さは目立ちます。
上の半沢直樹の方でも書きましたが、月を視聴者と設定した場合、やはり木星をターゲットにして広がりを見せていきます。しかも度数がかなりタイト。
一方木星の方ですが、1ハウスですので人を集めるのはもちろん、この作品自体の個性が、たぶん登場人物も多く、楽しくて楽観的で、なんでも来いよみたいな感じになっています。
1ハウスと7ハウスというのは個性と客観の関係ですので、1ハウスの作品の個性に7ハウスの月(視聴者)が吸い寄せられるという関係です。
そしてこのドラマの主体である太陽は、牡羊座にあって天王星・金星・火星らと固まっていて、それが11ハウスで牡羊座です。
ということはこの太陽は、今までなかった全く新しい独自の路線でオリジナリティ溢れるものを目指すということになり、既存からの脱却というか今までのNHK朝ドラになかったものを作りたかったと。
それが月と木星を調停しているので、そうした目指す方向性が視聴者の拡大に合致したといったところ。
そして、こちらも太陽が天王星・冥王星というひっくり返しのアスペクトに絡んでいて、聞くところによればこのドラマのクライマックスが大震災だった、ということにもつながるのかもしれないですが。
というのも冥王星スクエアは、途中の強制方向転換みたいなものを示します。
こちらもまだまだいろいろ読めそうですがこのへんにして、大筋でこれらの作品が、共にヒットしそうなエネルギーを持って世に公開された、というのがちょっと興味深いです。
ちなみに、今回のは2つとも月が大きなポイントでした。
あと木星をうまく使ってるというのは言わずもがな、ですけど。
なにぶん内容をほとんど知らずに解読したので、実際の内容と合っているかどうかわかりませんけど。