それはホロスコープの天体配置に答えがあるかもしれません。
確かに日本は四方八方が海に囲まれていて、常に隣国から脅かされるという緊張感がありません。しかも、いざとなれば米軍の援助があるとタカをくくっているのかもしれないのです。
しかし彼ら外国人から言わせれば、それはあまりにも平和ボケ、警戒心がなさすぎるということなのでしょう。
そうした日本人の警戒心の無さ、言い換えれば平和への過信が、このたびのレーダー照準をきっかけに、脅かされつつあります。本当に中国が戦争をふっかけて来るのではないか、と少し背筋をシャキッとさせられてはいないでしょうか。
そこで前述したように天体配置を見ると、確かにいま中国は極限状態に近いと言っても過言ではありません。
これは以前からブログで何度か触れているのですが、中国は異常な活動期に入っています。しかもそれは、逆ギレした状態を伴います。
2011年以降に、中国がこうして反発し始めるというのは、以前から占星術では、もはや常識のようになっていたことです。
そこで、あらためて中国の国家としてのホロスコープをみてみます。
まず、中華人民共和国としてのスタート(建国)は、1949年10月1日の中国共産党の毛沢東による建国宣言時になり、これを国家の誕生日=建国図とみます。
この時の太陽は天秤座の7度にありますが、占星術で言う誕生時の太陽というのは、個人であれ組織であれ、そのものの「主体」つまり心臓部となり、発展力や運命などを示すのです。
これを見ると、もともと中国の太陽には蟹座4度の天王星がスクエアで関わっており、すなわち中国という国家が太陽・天王星スクエアっぽい国家だということを表します。(占星術が分かる人は納得かもしれません・・・)
加えて、獅子座には火星・冥王星の合があり、なかなか自己主張の激しさを示し、他国はカンケーねー、我が道は譲らないという姿勢が見えます。
さらに我々日本人からすると、ちょっと理解し難い無秩序な感じ=例えば平気で他国のものをコピーするとか=というのは、ノーアスペクトの土星がそれを示しています。
いずれにせよ中国という国の主体は、太陽・天王星スクエアが示すように、わりと他国に迎合しない「我が道をゆく」国家だということが言えます。
これを中国という国の個性(デフォルトのキャラ)として、次に現在進行中の太陽系の天体をこのホロスコープに重ねてみます。
するとこの太陽・天王星に対し、今の地球的傾向である「カーディナルスクエア」が、この国の太陽・天王星にモロに影響を及ぼしているのが分かります。
つまり迎合せず我が道をゆくというのが過剰になるわけですね。
これを具体的に言うと、いま進行中の冥王星が山羊座の10度くらいにあり、それに対して牡羊座6度くらいにある天王星がスクエア(90度)となっている状態で、これをカーディナルスクエアと言っています。
このスクエアが、中国の太陽・天王星を巻き込んで十字の形、言いかえれば正四角形のような状態になっており、これを占星術ではグランドクロスと呼んでいます。
補足しますと、カーディナルというのはカーディナルサイン、つまり牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座の4つの活動サインの事を言います。
ちなみに全部で12個あるサイン(星座)は、それぞれ活動サイン・柔軟サイン・固定サインに区分されますが、活動サインというのはそもそも受けに回ることはしないし、相手を見て柔軟に対応するということもしないし、頑固に一つのことをやり通すといった一貫性も持ち合わせません。
するのは能動的で一方的な働きかけ、アクションです。
(ちなみに対応するのは柔軟サインで、維持するのは固定サインです。)
これが中国は4つ全ての活動サインが反発し合い、過剰活動期ということなのです。
ちなみに逆ギレと言うのは、その天体同士が引き起こす性質のようなものです。
ところで、いま日本を含め、世の中全体が過剰反応になっているというのを実感されてる人もいるかもしれません。
反原発はもとより、大津市のいじめ自殺、全柔連のパワハラ、芸能人のペニオク問題、フジTVの韓流押し嫌悪など、これらはイジメられたほうが黙っていないし、下の立場の人間が下克上をするし、一般人がデモなり報復をするし、とにかく皆が黙っていないのです。
これまで黙って耐えてきたことが、黙っていられなくなり、予想以上の反動をもたらし、やった方は叩かれて大きな社会問題に発展し、これまでの方向性を見直さざるを得ません。
すなわち黙って静観する・スルーせず、何らかの反発アクションが生まれ、それによって新たな局面が生じるという、これがすなわち活動サインが引き起こす過剰反応です。
これを、ネットがこれだけ発達したんだから反応は当たり前だろ、という理屈もあるかもしれません。しかしそれも含めてこうした過剰反応の世の中になっている、という厳然たる事実は無視できないのではないでしょうか。
ちなみに、80年以上前にも同じようなカーディナルスクエアがありましたが、この時は世界大戦でした。誰もが過剰反応し、主張し、譲らなかった結果です。
では現在の情勢を見渡せばどうでしょう。
例えばおとなりの国はどうでしょう?マリ共和国は平和でしょうか?アメリカは銃を統制できていますでしょうか?北朝鮮は?他にも中東・北アフリカなど、誰もが主張し合い、お互いが譲らない世の中になってはいませんでしょうか。
こうした状況を生み出しているカーディナルスクエアという天体配置を、中国は国家としてより多くの影響を受けているということです。
結局のところ、争いや戦争を起こすのも人間だし、平和的に解決するのも人間です。
決して天体が引き起こすわけではないのです。それに影響を受けた有機体つまり人間がすることであって、この不文律は古今を問わず永久に変わらないはずです。
すなわち解決は人智にかかっていると言うことであり、人間はそれを試されているという事かもしれません。
そういえば、尖閣問題は石原慎太郎元東京都知事が、唐突に尖閣諸島を購入するという方針を打ち出したことに対し、中国がそれに猛反発をしたことにより問題が大きくなりました。
これを語るときに忘れてならないのは、石原氏自身の出生ホロスコープが、ちょうど中国と同じ天秤座6~7度あたりに太陽を持っており、少なからずこのスクエアに影響を受けた人であると言うことです。