誠にお気の毒というしかありません。親としてこれほど辛いことはないはずです。
その理屈からすると、おそらくこの子の霊魂は非常に「格の高い」ものだったかもしれません。だいたいが、子供のうちに死んでしまうというのは、いい人・いい子がほとんどではないでしょうか。そういう魂は、もう地球社会で生きている必要はなくなり、妬みも恨みも物欲も争いも戦争も犯罪もない、レベルの高い世界に行くキップを手にするのです。つまり仏教の六道とか十界とかの階級ですね。
じゃあ、残された遺族に悲しみを与えるのは、霊魂の格が高いと言えるのか?という疑問も湧くかもしれません。しかしそれは、残った遺族の側のカルマであって、その子の責任ではないわけです。なぜならその子は自ら死のうとしたわけではないから。
むしろ遺族には、悲しみを自分の中で消化しなければいけないというカルマがあって、生きているうちにそれを経験させられた、ということになるのだと思います。
さて、発表内容から逆算した次男のホロスコープを出して見ると、確かにグランドクロスをはじめとするハードアスペクトだらけです。ただ、ハードアスペクトだらけだからといって、すなわち死や病気を意味するわけではありません。そもそもハウスもわかりませんし。
原因は腸の病気だったようですが、腸は乙女座です。もしこの子が朝7時過ぎ以降に生まれていれば、月は乙女座になります。また、月も腸を示すことがあるし、なんと言っても乙女座初期は、いまトランジットの土星・海王星に絡んでしまうので、そこに月があると身体機能の危機を迎えていたということになります。さらに言えば、月の年齢でもありますし。
それもそうですが、この夫婦の関係が何かを示唆してはいなかったでしょうか。
- 内側:香椎由宇(生時あり)
- 外側:オダギリジョー
妻の香椎由宇の月は5ハウスにあり、5ハウスも月も子供を示します。しかも彼女も乙女座の月ですね。
その月には、射手座の土星・天王星とのスクエアがあります。これだけでも子供に関してはネガティブな暗示があります。しかも乙女座の月には、腸だけでなく身体の免疫力・防衛力という意味もありますが、それが土星・天王星によって攻撃を受けている形になっているわけです。
これにオダギリジョーの海王星が絡んできます。
つまり香椎由宇の月は、土星・天王星・海王星によって侵食されるわけですね。
また、オダギリジョーの双子座の火星も加えるとグランドクロスになってしまいます。
ただでさえネガティブな暗示があった香椎由宇の5ハウスの月(=子供)は、オダギリジョーとの相性によって、それがエスカレートしたということになったかもしれません。
おわり