化学兵器疑惑のシリアに米がミサイル59発――ついにカーディナル・スクエア本格化か?




化学兵器疑惑のシリアに米がミサイル59発――ついにカーディナル・スクエア本格化か? | lyu1-webシリアが化学兵器を使用したとして非難を浴びている。
4月4日早朝、空爆によってバラ撒かれた化学兵器(報道ではサリンとされる)が、子供を含む多数の犠牲者を出した。
youtubeにアップされた現地の映像を見たが、そこには断末魔の苦しみを映し出した凄惨な光景があった。

シリア化学兵器空爆

シリア化学兵器空爆

これが空爆があった時間の天体配置。

完全なカーディナル・グランドクロスで、蟹座の月が冥王星の標的になっており、度数もタイト。蟹座の月を一般国民・家族・民族と考えればよい。10ハウスの冥王星は権力側の度を超えたパワーだ。

独裁者?――アサド大統領

バッシャール・アル=アサド大統領のホロスコープも見てみたい。

アサド大統領:出生ホロスコープ

アサド大統領:出生ホロスコープ

眼科医を目指していたのが、兄の死により急に後継者となったという異色の経歴だが、医学を目指していたのはホロスコープに表れている。個人としては(wikiにあるように)穏やかな人間だったろう――それがいかにして独裁者となったのか?

2003年にイラクのフセイン政権が、アメリカによって滅ぼされた事からアサド氏の運命が一変する。このころ冥王星は射手座にあって、アサド大統領のホロスコープは完全なTスクエアによる重大な影響を受けていた。

ここから、乙女座の暴走が始まったに違いない。排他主義の極致である。
もとよりその可能性があったホロスコープだが、フセイン政権倒壊による「次は自分か」という恐怖が、それまではむしろ民主化に傾いていた彼の方針が「超保守」に一変することになる。つまり恐れからくる自己防衛ということ。
そこからは独裁一辺倒で現在に至るというわけ。

そして現在はといえば、完全に暴走状態の配置となっている。

カーディナル・スクエア

標的となった地域は反政府勢力の拠点の一つで、これまでも政権側の攻撃を受けてきた。しかし当のアサド政権は今回、化学兵器は反政府勢力によるものだ、との主張をしており、これを支援しているのが、あのロシアのプーチン大統領であるのは言うまでもない。

そもそもシリアが内戦状態に陥ったのは2011年に起こった「アラブの春」による。これをきっかけにアサド大統領の独裁政権を非難する民主化運動が起こり、これにISISなども絡んだりして事態が複雑化をしている。そんな中でロシアのプーチン氏は一貫してアサド政権を支持してきており、その行動は数々の波紋を呼んだ。

「アラブの春」は、カーディナル・スクエアと同時に起こった。2011年3月12日に天王星が牡羊座に入ったことにより、86年ぶりとなるカーディナル・スクエアが始まり、それは現在も続いている。

奇しくも先日、2回目の占星術講座でカーディナル・スクエアについて触れたのだが、前回のそれは1930年台で、その時は世界大戦だった、というような話をした――そして今回もその可能性がないわけではない。というよりむしろ、起こるとしたらこの時代なのではないだろうか。

その可能性を否定出来ないのは今回のアメリカの行動に現れている。トランプ大統領が「化学兵器で子供や赤ん坊を殺したことは容認できない。越えてはならないいくつもの線を越えた」と、報復攻撃にGOサインを出した。シリアの空軍基地に59発のトマホークミサイルを撃ち込んだ。

これに対し、プーチン大統領は当然ながら反発をし「ミサイル攻撃は国際法違反で、米ロ関係に深刻な悪影響を与える」との認識を示しており、この先事態がどのように進むのか注目される。

こうした行動はスルーできないカーディナル・スクエアの過剰反応の性質が現れた事象だが、このような事がいくつも繰り返し起こり始めると、そのうちドツボにはまっていき、引くに引けない状態が各国で起こってくるだろう。
そして、世界的な右寄りの風潮が、それを後押しするのである。

思えば今から何年も前、カーディナル・スクエアが始まった当時より、筆者は戦争の可能性について触れてきた。もちろん絶対起こるなどと断言するつもりもないが、少なくともここ数十年よりは可能性は確実にアップしているし、今回のようなそれなりの事態も実際に起こってきている。

【※ホロスコープ画像はSolar Fire Ver.9を使用】