独立騒動?影にオトコあり?なんだかよくわからないですけど、そういうのって、なにかしらトランジットの影響受けているケース多いですよね。
月がカルミネートしているのは、ASKA氏もそうでしたけど人気商売によくある配置です。
MCの近くにあって射手座の29度なんですけど、MCは正直射手座か山羊座かわからない。なにせハウスは4分で1度進んでしまうから、よほど正確な出生時間でない限り、こういう微妙な位置にあると判断は難しくなります。
いずれにせよ、月がある射手座29度は「信徒を祝福する法王」というサビアンシンボルで、アピール度の強い度数です。当然射手座ノリをアピールするということになるので、思想や精神性ということになるんだけれど、イメージとしてわかりますかね?彼女のアーティストとしてのあり方とか生き方みたいなのを、無意識になんとなく我々も受け取っている感じがあるのかもしれないですね。単に流行歌手とか操り人形的芸能人じゃないよ、みたいなオーラというか。
・・・どういうのが彼女の社会的立場であり役目、みたいな感じの配置です。
で、このホロスコープ全体を見て感じることですけど、彼女はあまり自己主張激しいタイプではないんですね。
獅子座とかあるんだけど6ハウスに入っちゃっているし、6ハウスは勤務とかの場所ですから「お仕事として」という獅子座なわけです。しかも獅子座には金星・土星なので、いわゆる「閉じたキャラなんです私って。ムダにアピールする人じゃないんです」みたいな感じでしょ。
それと土星が25度で金星が27度ですから、獅子座としてもかなり熟しちゃっているゾーンで、このあたりって使命感とかを見出していく獅子座になります。まあ言ってみればそういうのがカリスマ的になるんですけど。
もう一つ重要なこと、それは彼女のホロスコープの魅力でありウィークポイント?ともいうべきものがあって、実は彼女は純粋なんですよ。
これはヒューマンとして非常に理想的で美しいところなんですけど、いかんせんこの世というか世間にはいろいろな魑魅魍魎が跋扈しているわけでしょ?特に芸能界なんて、彼女を利用しようとする輩が群がってきてもおかしくないわけです。
ただでさえ自己主張が激しくない上に純粋、太陽はDCに近い、となれば、これはもう彼女の人生には周囲の存在が影響大ということになるわけで、彼女は自分の周りの人をよく吟味する必要があるのです。
つまり自己主張が強い人ならば、人がなんと言おうが我が道を行くので、周囲に惑わされることは少なくなるのですが、彼女のように周囲の影響が強いという人は、必然的に付き合う人によって良いようにも悪いようにも傾いてしまうということになる。
だから付き合う人は、自分にとって良いか悪いかの吟味が必要かと。
では彼女に影響を与えるのはどういう人?というと、7ハウスにある太陽であり冥王星ということになる。
太陽は男だし、冥王星は普通じゃない人・強引な人、みたいな意味。しかも冥王星はノード(ドラゴンヘッド)が近くにあるので、彼女にはそういう人が多く接触してくる、という生まれなのです。
それらを理解した上で、次にトランジットの影響を見ます。
まず、なんと言ってもカーディナルスクエアですが、彼女の場合は10ハウスと1ハウスにまたがっており、これは社会的立場と個性の変革という意味合いを持ちます。
それと連動して、彼女がもともと出生図に持っていた火星・冥王星のスクエアを完全に巻き込んでいてグランドクロスになっています。
火星・冥王星・冥王星・天王星っていう、けっこう強烈なグランドクロスで、人生の反撃に出るみたいな感じがありますね。
火星は戦闘力ですが、彼女の火星はもともと蟹座だし4ハウスなので、あまり表立って戦闘力を発揮するようなことはないかと思うんですけど、これだけトランジットにあおられてしまうと、たぶん彼女の人生の中でここまで反逆的な精神を煽られるのは最初で最後、というくらいの行動になってしまうのでしょう。(といってもまだしばらく継続しますけど)
しかも冥王星・冥王星スクエアですからね。生まれの冥王星は上にも書きましたが7ハウスなので、普通じゃない人が煽ってくるんです。
それともう一つ、トランジットの海王星が生まれの水星とオポジションになっていて、これは「考えが混乱させられる」みたいな意味になります。
もともと彼女の水星は海王星とのスクエアがあるので、いまは水星・海王星・海王星のTスクエア、しかも決定力のない柔軟サインで、みたいな感じになっているのです。
さらにトランジットの海王星は12ハウスで魚座ですから、なにか得体のしれない不安感とか、水星は6ハウスなので仕事に対する漠然としたストレスとかになるんだと思います。
エスカレートして神経が病んでしまわないといいですけど。
またこの水星は、乙女座9度の「二つの頭が自分たちの影とその向こう側を見る」というサビアン度数ですから、突き落とされる体験をするんです。事実、1999年に母親が殺害されるという事件がありましたが、そのときちょうどトランジットの冥王星が射手座10度くらいにあって、この水星とはスクエアで、文字通り突き落とされましたね。
その事件以後、アムロちゃんは人間不信になって、心を開いた人間としか話さなくなったという報道もあります。
さておき、これらをまとめますと、水星は(仕事で)不安感・ストレスがあって、だけど火星は反撃に出てひっくり返したい、そして周囲には普通じゃないオトコ、という構図みたいな。
いずれにしても、彼女は今や日本国内だけの存在じゃないわけですから、早いとこ決着つけてアーティスト活動に専念して欲しいものです。
おわり