那須町の雪崩事故、ホロスコープは何かを暗示していなかったのか?




那須町の雪崩事故、ホロスコープは何かを暗示していなかったのか? | lyu1-web栃木県那須町で起きた雪崩事故は結局8名もの命を奪ったが、多少雪山の経験がある身としては、「見通しの甘さ」以外に答えが見つからない。春先しかも新雪が降り積もった直後という、“いかにも雪崩のリスクが上がる”シチュエーションで、ラッセルとは何事か・・・大した経験もないけど、主催者側の判断には疑問を抱かずにいられない。しかもビーコンも用意していなかったといという愚に、山ナメてるでしょ、という言葉しか浮かばない。

もうとっくにやめてしまったが、当時、私でさえ山に入る時はビーコン・ゾンデ・スコップという、いわゆる三点セットを必ず身につけた。なぜなら万が一にも雪崩が起きた時に、少しでも生命をつなぐ道具だから。そして、巻き込まれた仲間を一秒でも早く助け出す道具だから――ただそれを装備していたとしても、絶対に助かる保証などはない。ただその確率が上がる、というだけだ。
また、こうした装備を持つことは仲間に対するエチケットでもある。道具のない人間は登山パーティに参加してはいけない。自分も助からないし、仲間を助け出すこともできない。一つもいいことはなく、迷惑をかけるだけ。

それから当時、雪崩に巻き込まれた時の命のタイムリミットは、およそ15分と教えられていた。たぶん15分以内に助け出せば、助かる確率が上がる、というデータがどこかにあるんだと思う。もっとも、5分以内に助け出すことが一番望ましいのは言うまでもない。

また、雪崩の中から自力で這い出すことは不可能だということも分かっておかなければならない。
そうした雪崩の怖さを経験するために、試しに雪の中に埋めてもらう“お遊び”をやると分かるのだが、50cmの雪に埋められるだけで、コンクリートに固められたように全く身動きが取れない。そんな状況の中で「もがけ」だの「なんとか地上に出る努力をしろ」だの「気道を確保しろ」など、とうてい無理だということが身をもって経験できる。それほど身体がこれっぽちも動かない。
今回、消防署の会見で、埋もれていた人の深さは「深いもので2メートル」と発表していた。その深さなら、おそらく身体は雪の中で1ミリたりとも動か(け)なかったろう。犠牲者の苦しみは察するに余りある。

雪崩が起きた瞬間、指導役が「伏せろ!」と叫んだことも問題視されている。もし雪崩の危険性を知っていたなら「伏せろ!」という言葉は出てこないはずだ――それは「埋まって死ね」と同じ意味だから。
ともかく雪崩のメインストリームから、横方向に逃げることをしなければならない。それか近くに太い樹木があったら、それにしっかり掴まるというのもある。(それでも折れてしまう危険はあるが)

いずれにせよ、今回は残念な事故を招いてしまったが、何か手がかりはなかったのか、ホロスコープを考えてみたい。

今回、雪崩が起きたのは27日の午前8時半頃だったというが、この日の朝6時、悪天候により登山が中止と判断され、急遽ラッセル訓練に変更したという。この予定変更の瞬間に何かを暗示するものはなかったのか?――結果としてこの変更が、雪崩事故につながってしまったともいえるので。

雪崩事故:予定変更時

雪崩事故:予定変更時

もちろんこの配置で雪崩そのものを予想することは難しいかもしれないが、色々なヒントは見つけることができる。

太陽・月など、この講習会の主体および参加者を示すものは12ハウスにあり、何か身体性や具体性から消えてしまうことを暗示していると思うのは、こじつけだろうか。

しかも参加者を示す月は魚座にあり、海王星を通過したばかりの位置だ。12ハウス・魚座・海王星という組み合わせは、物理性から最も離反していて、いかにも何かにかき消されて実態が消えていく、というイメージを与える。
またこの日の月相は27相という新月前で、月の輝きが失われていく最終工程に当たる。

それと共に気付くのは、水星が天王星とピタリ重なっていることで、つまり冥王星からは90度になる。水星=学生と考えれば、冥王星の圧倒的な威力に屈するという風に読めなくもない。
また冥王星は山羊座だが、山羊座は土地といった意味もあるので、その土地の異変に遭った、というような見方もできるかもしれない。

別の見方として、このラッセル訓練へのプラン変更(=水星)だが、水星は天王星と重なっているので、規定から外れて新しいものに変更(=牡羊座の天王星)という、そのものズバリを示していて、しかもそれは1ハウスだ。
しかしこの水星・天王星は10ハウス(講習会の主目的)の冥王星から90度で反抗していて、冥王星からはきっつい返しがあることを暗示している。

この手法は、何かアイデアを思いついた時に、その瞬間のホロスコープを出してみて、そのアイデアの未来予測をする、という、占星術には古来からある「ホラリー」という手法をイメージしてみたものだが、こうしてみると、この時のプラン変更の運命は、ホラリーが示していたと言えるのかもしれない。

【※ホロスコープ画像はSolar Fire Ver.9を使用】