結婚当時、40才と16才という歳の差結婚は話題を呼びました。何よりも、これまで16年間も夫婦関係を続けていたにも関わらず、三船美佳はまだ32才というのにビックリですが。もし離婚したとしても全然リセットできる年ですね。
高橋ジョージ氏のホロスコープは、一言で言えば「ロッケンローラー」。
なにが?というと、まず火星・天王星スクエア。これ、人に反発する典型。指図されるの大っ嫌い。オレはオレのやり方で生きる、周りの意見は聞かない、という配置。というか、人に言われるとムカつく。
しかも牡牛座の火星なので、自分のセンスが絶対。土の固定サインなので、頑固に守り通す。
それが証拠に、未だにリーゼント・革ジャン。
通常、牡牛座の火星って言うと欲深くて、金儲けに貪欲だったりするんですけど、この人の場合は獅子座の天王星とスクエアなわけです。ということは、牡牛座の火星で稼いで(おやじギャグじゃない)、でも獅子座で放出しちゃう、という配置になっている。
・・・たしか「ロード」で二ケタ億円稼いだんでしたっけ?でも一晩で何千万も飲んじゃったりして、全然残ってないっていう。枠を超えちゃうんですね。天王星だから。
バイクとかスタジオ機材とかにもお金つぎ込むんですよね。天王星は「メカ」でもあるし。
それと獅子座の太陽・天王星っていうのも、「テメーの人生、好きに生きて何が悪い」っていう感じの、どっちかって言うと子供っぽい「振り切った感」がありますね。
こういうのがトータルで見てロッケンローラー的な人っていうことです。
一方で、太陽は土星と120度なので、年上とか目上からは目をかけられるんです。割と本人も目上を立てる人だと思う。19度同士のタイトなトラインでしょ。19度って、どのサインも周りに振り回されない強さがありますからね。年上は立てる、みたいなポリシーがあるかも。
しかも太陽のある獅子座19度は、サビアンでいうと「ズーニー族のインディアン」っていうシンボルで、古いものとか儀式・様式美みたいなものに惹かれる性質です。ワルは上下関係とか伝統に、意外とキチッとしてたりしますからね。
それと彼のバイク(ハーレー)は、故郷の英雄である伊達政宗をオマージュした装飾を施した「政宗」っていうバイクだったはず。これっていかにも武士という名の様式美であり古典です。
肝心の女性関係ですが、月が妻(固定的関係の女性)を表し、金星がその他の若い女性とか好みとかです。
この人の月と金星は一緒にあるので、好みの女性と妻になる人っていうのは、タイプが一緒(ここ違う人の方が多い)、っていうことになる。家庭的とか、家族を大事にするとか、蟹座っぽい人ということになる。←これキーポイントです。
しかも月は本来の居場所である蟹座にある。たぶんジョージ氏は、女性には奥手というかシャイで、でもいったん心を許すと、どんどん仲良くハマっていっちゃう。
一方の三船美佳ですが、出回っている生まれ時間からすると、天体が東側に多くある配置なので、割と自分の好きなように人生をやって行きたいという感じになります。ただ一つ一つを細かく見ていくと、その多くが対人性のあるサインに天体があるので、人との関わりというものをおざなりにしない人だと思います。そのへんジョージ氏と違って、人の言う事には耳を傾けますっていう感じかな。
で、この人もジョージ氏と同じく月が蟹座です。彼の好み、どうでしたっけ?
そう、蟹座っぽい人です。
それと月が蟹座同士なので、私生活でも気が合うという感じで、しかも彼女の月は蟹座5度ですから、かなり家庭的というか母性的で、家族というものを大事にするんですね。
ただ、生まれ持った結婚の傾向でいえば、夫を示す太陽が海王星とスクエアなので、普通の結婚というのではなくて、やはり一風変わった結婚・夫婦という感じになる。
で、二人の相性をシナストリーで見てみます。
内側:三船美佳氏
外側:高橋ジョージ氏
この二人の相性を見ると、基本的にアスペクトが多いです。
このあたりが、お互い他の異性とは「なにか違うもの」を感じ合ったでしょう。
それからジョージ氏の木星に対して、三船氏の冥王星がタイトに乗っかるんです。
これは、三船氏とパートナーになることによって、ジョージ氏の「身分が上がる」という相性になります。確かに、彼女と結婚してから高橋ジョージ氏の認知度が上がり、芸能界で目立つようになったと思います。それまでよりも。
ゆえに三船氏は、ジョージ氏限定の「あげまん」ということになりますよね。
一方で三船氏の金星はジョージ氏の水星・冥王星に影響を受けます。
ジョージ氏のバイク趣味とかに影響を受けて、自分もハーレー乗ったりしてましたよね。金星は趣味でもあります。
で、この二人の相性のどこが問題なの?っていうと、決定的なものが一つあります。
ジョージ氏の出生図で、射手座19度の土星というのがありましたね。
この土星が、三船氏の乙女座の太陽にスクエアになるんです。
ジョージ氏が「外出禁止令」を出してたとかの報道がありますが、もしそれが本当なら、この土星・太陽スクエアが該当しますね。これは三船氏の外での活動を、ジョージ氏の土星が制限する、という意味になるので。ジョージ氏はこれを否定しているみたいですけど、こういうのは主観の問題ですからね。
ただ、言えるのは、この程度なら相性図ではよくあることであって、離婚の決定的な理由かというと、ちょっとどうかな?という疑問があります。
問題なのは、三船氏の出生図で触れたんですけど、彼女はもともと太陽・海王星スクエアだということです。
これにジョージ氏の土星が加わるので、彼女の太陽は、土星・海王星をスクエアで受けてしまいます。
これは夫の犠牲になる、という事になります。
ジョージ氏はそんなつもりはないでしょうが、相手はそう感じてしまうのでは。
上でも書いたように、ジョージ氏は人の言う事には反発し、オレはオレ流で、という人です。
なので相手の意見は聞かなかった、というのもあるかもしれないです。
彼女のタイミングを見てみると、別居したとされる一昨年末あたりというのは、プログレス(進行)の月が11ハウスに入ってきていたので、「もう今の立場を辞めたい」っていう心境だったのと、彼女の月がトランジットでカーディナル・グランドクロスになってしまって、「私生活をひっくり返したい」みたいな感じになってしまったという二つが、大きな理由だと思います。
その根底には「アタシは夫の犠牲になってる」みたいな意識があったと思えますし。
そこにきて、この年末に土星が射手座に入ってトランジットの土星・海王星スクエアになり、彼女の金星・天王星が一気に影響を受けて、愛情の安定が壊れた、というところではないかと。
さて離婚後、ということで言えば、三船美佳はお金に関しては問題ないように思えます。
それは慰謝料どうのこうのではなくて、もともと彼女自身には収入能力がありそう、ということをホロスコープから感じるからです。
というのも、収入を表わす2ハウスに、蠍座の火星と射手座の天王星があり、何か人と違ったオリジナルなことが収入になる、という感じになっているのです。何より火星は蠍座なので、蠍座的なもの=人とのつながりとか、一つのテーマのものとかで、それをオリジナリティのあるものにすると収入になっていくわけです。
まあ蠍座の火星を、男から受け継ぐもの=慰謝料という風に使ってもいいと思うけど、それじゃもったいない。
2ハウスの火星なので、彼女が気合いを入れれば入れるほど収入が上がっていく、ということになります。
たぶん本人も「アタシもやれば稼げる」的なことを自覚しているはずで、それがジョージ氏との関係において、スポイルされていたかもしれなくて、そこにはストレスを感じていたのではないか、とも思うわけです。
で、その火星は太陽とセクスタイルだし、天王星も含めてMCとはトラインです。つまりこの火星・天王星が「彼女の社会的立場を作る」という事になります。
しかも彼女は数年後に火星の年齢域になります。この火星・MCトラインは、火星の年齢になると社会的立場が作られる、というのを示しているので、それを今の時期に無意識に感じて、行動をスタートしたのかもしれないです。
また、2年後くらいにプログレスの太陽がAscと重なります。その時はトランジットの木星もAscに重なっています。その何ヶ月か後に、プログレスの新月になります。
なので、たぶん2017年というのは、彼女の中で具体的に新しい何かが始まるのでは。いずれにしても、女性とはいえ、家庭に収めてしまうには、ちょっともったいないホロスコープかもしれません。
ただ今は、彼女は土星・海王星の影響をモロに受けてしまっているので、崩壊状態であるということは間違いなさそうですけど。
おわり