もちろん月がピンク色になるわけじゃなくて、その昔、インディアンのある種族がそう名付けたという説があるみたいですが。
そもそも「ピンクムーン」のルーツは、おそらく占星術とはなんら関係ないと思います。ただ、これもネットで「見れば幸せをもたらせてくれるという効果がある」なんていうのを真に受けてる人もいるみたいですが、それって何の宗教だろ?w・・・もしかして星占い(笑)もどきの影響かなw。
むしろ「その根拠はどこから?」と問いたい。
さておき、マジモードで書かせてもらうなら、今日の満月が普段と違うのは、遠地点での満月だっていうことです。
というのも月は楕円軌道なので、地球からの距離というのは常に一定ではなくて、その時その時によって遠かったり近かったりしてます。それが今日は一番遠いところ(の付近)で満月が起こるということを、単に特別扱いしているだけでしょう。まあ見た目的には「一番小さく見える月」ってことになるので、珍しいといえば珍しいのかもしれないけど。
月の軌道の遠地点は、占星術では「リリス」って呼ばれていますが、ややこしいことに別の「リリス」っていう小惑星もあって、それと混乱しやすい。小惑星リリスの方は火星と土星の間にある小さな太陽系惑星だけど、占星術で扱われ始めたのは最近になってからだと思います。でも自分も含め、あまり使っているというのを聞きませんね。
月の遠地点の方は、まさしく今日の満月のことだけど、占星術的な解釈はネットで言われているような「幸せをもたらせてくれる」というのとはまったく程遠いもので、むしろネガティブな意味として使っている占星術家が多いのでは。
そういう意味では、今日の満月はちょっとネガティブかも知れなくて、日常、月相サイクルを大切にして生きている人にすれば、ちょっと気になるものかもしれない。
結局のところ月の遠地点リリスは、ホロスコープ上でどういう意味をもたらしているかがポイントなのであって、実際の遠地点の月を見たところで何が起こるのかは、人柱してみたっていう人の結果報告を待ちたいw。
では。