破綻したスカイマークのホロスコープ




破綻したスカイマークのホロスコープ | lyu1-web1月末に、格安航空会社(LLC)の一つであるスカイマークの民事再生法申請が受理され、事実上破綻しました。負債総額は約710億円ともいわれております。
スカイマークといえば、2013年12月にエアバスA330型の導入を発表した際、その機体よりも、新しいCAのミニスカのユニフォームばかりに注目が集まり、世のオッサン達を喜ばせた事が記憶に新しいです。ちなみにそのスカート丈は、その後CAさん達の反発の声などもあってか、少々長くなってしまったようですが。

それはさておき、国内に就航しているLLCはいくつかありますが、そのうち業績が好調なのはピーチ・アビエーションだけらしくて、他社においてはスカイマークのように破綻するほどではないにせよ、いずれも業績は低迷しているようです。これはそもそも日本の空港の利用料金の高さなど、LCCが利益を出しにくい構造になっているのも原因の一つだそうですが。
ちなみに世界的な傾向でも、近年はLCCにとって厳しい時代になっているようで、価格競争の激化や燃料の高騰などによって収益が悪化し、結局破綻を余儀なくされた航空会社も少なくないとのこと。

一般的にLCCは、米国のサウスウエスト航空の成功をビジネスモデルとしているそうです。航空機種を単一モデルにすることによって、マニュアル・教育・メンテナンス・部品などを一元化しコストを抑えたり、混雑の少ない小さな空港を利用し稼働率を高めたり、顧客サービスを限定的にするなど、的を絞ったビジネス戦略が功を奏し、格安にもかかわらず収益率は普通の航空会社よりも高いのだという。
また「社員第一・顧客第二」というポリシーで、労使問題がほとんど起こらずリストラもない家族的な社風で、ちょっと信じがたいような会社ですが、この会社のホロスコープを見れば納得でした。
(参照:wiki

それよりも問題のスカイマークですが、さっそく設立ホロスコープを見てみます。

スカイマーク:設立ホロスコープ

スカイマーク:設立ホロスコープ

まず前提として、会社や組織のホロスコープは、ほとんどの場合ハウスがわかりません。なので収益力とかに関しては、天体とサインで読むしかないわけですが、自ずと限界はあります。
それで思い出しましたが、以前に自分の会社のホロスコープを見てくれという経営者の方が「◯時◯分頃、会社の登記をした」というデータを提示してくれました。そこまでご丁寧にしてくれるとこちらもホロスコープを読みやすいし、当たる確率もかなり高まりますから、経営者として占星術に対する理解度が高いなあと思いましたけど、まあそういうケースはレア中のレアですよね。

というわけでこのホロスコープもハウスがわからないですけど、個人的にはとても興味深いです。
というのも、LCCとして薄利多売を謳うにしては、意外と太陽はちょっと方向性が違う気がしているので。その理由として、この太陽だと広く浅く儲けるというより、限定的に太い客を掴んで利益を上げるという風になってしまうと思うので。

それと、その収入源となる顧客の方に、おカネのニオイがしないんですね。つまり月の状態ですが。
頑張って鉱脈掘っても、そこじゃなくて成果が得られないみたいな。

薄利多売というのが本来LCCの狙いなわけで、当然数がたくさん集まらなくちゃ成り立たないんだけど、このホロスコープはそこがあまり期待できない感じであり、それと同時に、上述したような太陽の狙いとのギャップもあります。

確かに太陽は木星とセクスタイルだし、しかも蠍座と山羊座のコンボだから、一見するとなぜこの会社が儲からないの?という疑問は出るかもしれません。ただ、LCCとしてはそこがちぐはぐなんですよ。
これが違う方向なら、例えば金持ち相手に高級感出すとか常連を相手にするとかなら、この太陽のエネルギーは発揮される気がします。しかし薄利多売には向きそうにないというか。
なんかそれを考えると、例のミニスカ制服もスケベな金持ちオッサン狙いという気がしてきましたが。蠍座だし。

ちなみに、好調なピーチ・アビエーションのホロスコープはというと

ピーチ・アビエーション:設立ホロスコープ

ピーチ・アビエーション:設立ホロスコープ

これは確かに水瓶座の太陽で他にも3つあるし、薄利多売っぽいイメージですよね。
月はしっかり牡牛座で冥王星とトラインだから、安定して顧客も付きそう。

最後にサウスウエスト航空のホロスコープです。

サウスウエスト航空:設立ホロスコープ

サウスウエスト航空:設立ホロスコープ

こちらは薄利多売というより、顧客のためにそうするという感じですかね。
ただ、これはさすがに儲かりそうなホロスコープになっていますし、上述のように「家族的な社風」というのもよく分かる配置になっています。

いかに成功したビジネスモデルを模倣しても、スタート時点のエネルギーがそれに合致していないと、ムリが生じますよね。

おわり



 

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