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さて時代は刻々とトランジット配置を反映しています。
というのも、ロサンゼルスだのロンドンだのチャドだのトルコだの、ここ数日の間に起きたテロっぽい事件は枚挙に暇がありません。
これこそ火星/冥王星/天王星のカーディナルTスクエアに、土星/海王星のスクエアという、尋常ではないバイオレンス&犠牲の天体配置のコンボが引き起こすという状態といえ、さすが「トランジットは語るねー」と今さら納得させられているわけですが。
(そういえば昨日のイベントでも、今後ヤバそうな国や時期を示させていただきましたが)
そんな中、日本でも大きく報道されている現地12/2にロサンゼルスの福祉施設でイスラム教徒らしき容疑者が銃を乱射し、多数の死亡者と負傷者を出した事件は、最も現在のトランジットを反映する事柄の一つであり、今後歴史的にも刻まれるものかもしれません。
事件発生時の太陽は最も宗教的
事件発生時のホロスコープはこのような感じです。
ひと目でわかるのは、前述の土星/海王星スクエアに太陽と月が巻き込まれていることです。
この事件当時の太陽は射手座10度という、360度あるサビアンのうち「最も宗教的」と言われる度数で起こっており、なにやら宗教組織に忠誠を尽くした行動かの如きものを匂わせています。
その射手座10度の太陽が、射手座・魚座の7度同士というタイトなスクエア(90度)に完全に蹂躙され、さらに一般民を表す乙女座の月さえも巻き込んでの、まるでハードコアかデスメタルかというような配置なのであります。
また犠牲者を月とするなら、月は7室なので完全に他者からの「巻き込まれ犠牲」という状態。つまり
- 太陽・土星が10室にあり支配的な配置
- 1室の海王星という他者無視の自我
- そこに7室の犠牲者(月)が巻き込まれる
ということ。
また個人的には、この「7度同士」のタイトな土星/海王星スクエアというのに、いかにも意味深なものを感じてしまい、多少の鳥肌感さえ覚えるのです。
もうひとつのバイオレンス・カーディナルTスクエア
もうひとつのポイントである「ザ・バイオレンス」な火星/冥王星/天王星の活動サインのTスクエアですが。
これは8・12・2室で起こっており、言うなれば
- 深く帰依した8室の火星
- 隠れた限界突破という12室の冥王星
- 自分本位な2室の天王星
というコンボであります。
これら2つの不穏とも言えるTスクエアが同じタイミングで重なっていたことが、安定した社会生活をぶち壊す事件に結びついたと言えるわけです。
メディアの狂乱
この事件は後日談として、容疑者宅にメディアが殺到するという混乱を起こしています。
メディア関係者は容疑者宅のオーナー(家主)から許可を得たとして、侵入取材に多数押しかけ、アルバムの写真やら書類やらカード類なども晒したというのですが、まだ捜査中の事件だけに、モラルもデリカシーの欠片もない取材手段に他方面から非難が殺到しているというのです。
こういう混乱も土星/海王星スクエアっぽい現象ではありますが。
では。
【※ホロスコープ画像はSolar Fire Ver.9を使用】