安倍内閣が目指すものは山羊座冥王星時代を象徴




安倍内閣が目指すものは山羊座冥王星時代を象徴 | lyu1-web昨日、元NHKキャスターの堀潤氏がFMラジオで、総務省の発表した日次物価指数と、東大が独自に調査したそれとは上昇と下落という、全く逆の違いがあると言っていました。
東大の指数は、より精度の高いデータを取るために、スーパーなどで販売されている商品の消費者物価を、レジのPOSシステムから数字を調査しているとのことです。
で、この結果を見ると、2014年9月の総務省発表の物価指数では0.80%の上昇となっていますが、東大のそれは0.84%下落となっています。つまり東大のデータからするとデフレ傾向ということ。

経済のことは全然わかりませんが、デフレは消費者の購買意欲が減退していること、くらいはわかります。安くしなければ売れない、つまり景気が下がっているんですね。
もちろん原因は消費税が8%に増税した影響、というのは東大のグラフを見ても明らかです。消費税アップの4月から下がっていますから。
そういえば最近、大手家電店で、店員さんに「増税以降、売れてるの?」と聞いたら、「跳ね返りで全然売れないです」と言っていました。でしょうね、理屈的に売れるわけがないし。

ところが安倍内閣は必死に、アベノミクスが成功して景気が回復傾向だとアピールし続けています。総務省も物価指数が上がっている、と、もっともらしく数字を出している。ただ、そのデータはどのようにして調査しているものなのか。なぜ東大のものと違う結果なのか。そもそもデータなど、取り方によっていくらでも操作できますから。

朝日新聞問題以降、メディアは右傾化し、政府と官僚の「御用聞き」と化していますから、国民に真実が報じられないという危うい傾向を強めています。以前ここで、朝日新聞に非があるからといって、叩いて潰してしまうのはまずいのでは、と書きましたが、このままエスカレートすると国民はホントに第二次世界大戦時の「大本営発表」と同じように、国に騙され続けることになります。
我々国民は小バカにされているのです。

さらに昨日、日銀の金融緩和策で株価がぐんと上がり、メディアがこぞって取り上げています。
しかし、これもラジオで社会学者の宮台真司氏が言っていましたが、一連の安倍内閣の景気上昇イメージ戦略だということです。やっぱりアベノミクスは効果あるぞ、というイメージを植え付けたいがため。
しょせん株価が上がったところで恩恵をうけるのは、全人口の一桁%あるかないかの一部富裕層だけで、一般消費者にはほとんど届かないようです。ただイメージだけはいいので、アピール効果があるとのこと。

それらと並行して、拉致問題への真剣取り組みも、なんとか実績を作りたいという安倍内閣の必死の作戦のようです。ただ残念ながら北朝鮮にしてみれば、日本は「いいネギを背負ったカモ」くらいにしか見えていないという。宮台氏いわく、「交渉は必死な方が圧倒的に不利」だと。

結局のところ、安倍内閣のこうしたイメージ戦略のウラには、必ず消費税10%を実現させるという野望があるみたいです。逆に言えば、それだけをやり遂げてしまえばあとは知らねえよ、という逃げたもん勝ちを狙っているかもしれません。

例の小渕優子氏や松島みどり氏の大臣辞任問題、そしてSMバーの問題やらで一気に支持率が下がった安倍内閣には、これ以上人気を下げないためにイメージアップの戦略が必要、だから緊急に日銀を動かして株価上げさせた、という図式だとか。

以前から事あるごとに、安倍氏には山羊座の11度に火星があって、現在これにトランジットの冥王星がずっと重なっていて、カーディナルスクエアの影響をモロに受けている、という事を書いてきました。
冥王星は太 陽系を一周するのに250年近くかかりますから、進行がかなり遅いです。なので安倍氏の火星には長いこと影響を及ぼし続けているのです。

山羊座11度はクローズドな性質です。つまり閉鎖された環境で物事を推し進めていきます。言い換えれば外部の血を入れない、外部に耳を貸さない、ということになりますね。
加えて山羊座は、ただただ実績を作りたい、数字を作りたい、というサインです。その点で山羊座に精神的なフィロソフィーはないです。
なぜなら山羊座は土の活動サインです。土は実際性、活動サインはアクションです。つまり実際に実績を挙げるために、アクションを起こしていく性質ということになります。

そして山羊座に冥王星があるというのは、山羊座に極端な力がかかるということです。
実績を作るために強制的な手法を厭わないという時代なのです。最近そうした事例をよく耳にしませんか?
そういえば少し前に芸能界で「ゴリ押し」というワードが目立っていましたが、売るためにゴリ押し、は山羊座冥王星の事象です。実績を出すために極端な力を加えていくのです。

なので安部首相は、強引に実績を作るために閉鎖された手法で画策している、という事になります。
確かに安倍内閣の戦略を見ると、国民の声が届いているとは思えない所も多いと感じます。見た目にはアベノミクスで景気回復、拉致問題解決への取り組み、など派手なイメージ戦略を図っています。

が、消費税アップや、すでに決まってしまった特定秘密保護法や集団的自衛権などは外部に耳を貸さない最たる例では?
また、安倍内閣によって現在推し進められている雇用制度改革は、実質的な「社員のクビ切り自由化」と言われています。
(参照:安倍政権の雇用改革がヒドい! 社員のクビ切り自由化、派遣の固定化も!

そういうのはほとんど報じられす、イメージアップの材料だけどんどん我々の目に入ってきてはいないでしょうか。

すなわちこれらが山羊座強制です。
つまり企業側・組織側に重点が置かれ、個人はないがしろにするというもので、経営者や組織側ばかりがその恩恵に預かる、いわば企業天国・組織天国あるいは国家天国に傾きすぎた政策の気がします。
なので個人的には、いまの安部政権はやり過ぎでは、と思っているのですが、しかしホロスコープからすると、やり過ぎをするような配置になっているので・・・。

安部首相:出生図+11月11日時点のトランジット

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そして前回の記事で、10/26に火星が山羊座に入ったとお伝えしましたが、これが安部首相の火星にどんどん近づいており、あと少しで重なります。いわゆるマーズリターンです。
そして結果的に、火星・火星・冥王星のコンジャンクションの形になります。
火星は戦うエネルギー・攻撃力ですから、今後、安部首相の火星はさらにパワーアップをするでしょう。

ただ冥王星はひっくり返しのパワーもありますから注意が必要です。

おわり



 

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