どうせ成立不可避なら、いっそのこと9月18日の午前中までに成立してしまえ、と密かに思っていたんだけど、案の定タイムリミットを超えてしまった。
もしそれ以前であれば、土星は蠍座なので、まだましだったかも・・・と思うわけです。けれど射手座に入ってしまった後では、魚座の海王星とは広義で土星・海王星スクエアになってしまうわけで。
ただ、それでも若干の救いがあるとすれば、月が射手座に入る直前だったこと――もし何時間かずれて、月も射手座に入った後だったら、モロに土星・海王星スクエアに絡んでしまうので。
安保法案成立時のホロスコープ
そもそも月というのは「一般」を指します――つまり国民って言うことなので、国民が土星・海王星のエネルギーに巻き込まれてしまうというピンチだったわけです。もちろんこの法案が生み出す犠牲ということです。
ただこの場合、完全に安心できる材料にはなっていないんですよね。むしろまだ危うさの方が大きい。なぜなら、この程度のオーブ(許容範囲)なら、トランジットが媒介してしまう場合があるので。
いずれにしても、土星が射手座に入った直後の成立というのが、今回の安保法案っぽいなと思ってしまうわけです。なぜかと言うと、有事の際に犠牲になるのは現場に出ている人=つまり国民だから。その家族も知人も、みんな国民なわけでしょ?当人じゃなくたって、国のために犠牲を強いられるという意味では一緒です。
それが戦争というものなので。
ツッコミどころ満載なホロスコープ
もう少し詳しく、安保法案成立のホロスコープを見てみましょうか。
そもそもアセンダントが獅子座なわけです。
そこに金星があって、続く1ハウスに火星があってという。
私これを見て、「カネと戦力をムダに使うんだな」と思ってしまったのですが穿った見方でしょうか?――別な見方をしたら、金星で愛想よく同盟国に協力して、戦力を惜しまないという風にも読める。
しかもこの火星が獅子座25度というのが、偶然にしては出来過ぎという感じ――この度数のサビアンは「嵐の後の虹」というもので、使命感を感じて人の役目に立ちたい、という性質だからです。
自衛隊の方たちは、国の使命を背負って戦いに出ていくんですね。
しかもこの火星は射手座0度の土星とハードアスペクトですからね。
射手座0度って言えば、個人的に「ブルース・リー度数」って呼んでいますが、ものすごく戦闘的なんですよ。
使命を感じて戦闘する――偶然のタイミングのホロスコープとはいえ、出来過ぎじゃね?
そしてそこに国民を指す月が巻き込まれているっていうね。
あと目立つのは3・6・9ハウスにまたがるTスクエアですね。
天王星・冥王星のカーディナルスクエアが、6と9ハウスに入ってしまったか・・・という感じを受けます。
6ハウス冥王星は軍事で、9ハウスは海外。
そこがバトルしてる状態――それに3ハウスの水星が巻き込まれる。
水星を「若い人」って設定してもいいと思うし(事実そうだし)、国家間の交渉(コミュニケーション)が揉めて荒れるって読んでもいいし――そこに軍事がハードに絡むわけ。
まあネガティブに読もうと思えば、こうも色々とツッコミどころが満載なわけです――ただテーマがテーマだけに、そうなってしまうのは仕方がないのですが。
ではこの辺で。