西洋占星術

西洋占星術 | lyu1-web – Part 2

星占いとは違うのか?

雑誌やTVなどで、「星占い」というのをよく見かけると思います。

星占いは占星術のなかで太陽の位置だけを取り上げたもので、占いの精度としては大雑把極まりないものです。

太陽は一年できっちり一周するという単純な動きで、それを黄道12サイン(牡羊座・牡牛座・・・魚座)で分けただけなのが星占いですが、元来占星術では太陽は数ある天体の一つに過ぎず、それだけで性格や仕事や恋愛や金運や健康などを一絡げにして述べるのはムリがあり過ぎます。

占星術で使用する各天体(惑星)は、それぞれに意味があります。
各々については後でページを割いて述べることにしますが、例えば星占いで使用する太陽について言えば、太陽はその人の人生の発展の方向性を示唆する重要な天体です。
つまりその人が人生を前向きに進もうとするとき、太陽を使います。それは具体的な職業を意味する時もありますが、多くはその方向性・性質であったりします。

その際に生まれた瞬間のホロスコープで、太陽がどのハウス、どのサインなのかによってそれを読み取ることができるのです。
例えば太陽がその人のホロスコープの東側、つまり朝早くの生まれの場合、太陽は上ろうとするエネルギーに満ちていますから、その人は自分で人生を開発しようとします。逆に夕方生まれですと、太陽は沈もうとしているので自力エネルギーのようなものが不足します。ですがその分、周囲との協調などによって人生を発展させていくことになります。そしてそれはどちらが良いかというのはありません。

また太陽は他の惑星との絡みによって色々な味付けがなされていきます。
一番遠い冥王星と絡めば、太陽は良きにつけ悪しきにつけ、極限的なパワーの影響を受けることになります。あるいは土星と絡めば、それは制限的であったり秩序的であったりという風になります。

単純に太陽が何ハウスだからどうだ、何座だからどうだ、というものでもなく、そうした絡み合うファクターを総合的に読んでいくのが西洋占星術であって、決して太陽一個で述べる「星占い」とは必然的に奥深さが違います。

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