参議院選挙、その前に一読しておきたい占星術的考察




参議院選挙、その前に一読しておきたい占星術的考察 | lyu1-web参議院選挙目前です。
もう今週末だというのにまったく盛り上がっていないこの状況は、与党である自民・公明両党にとっては追い風なんでしょう。投票率が低いと、固定票を持っている政党が強いのはセオリーですから。

弱者軽視の政策

第24回参議院議員選挙公示日

第24回参議院議員選挙公示日

今回から18才以上が投票できるようになったわけですが、この若い世代の投票率がどうなるかにも注目したいですね。政治なんてわからないとか、興味ないから、でスルーするのは自由ですけど、特定の世代の投票率が低いのは、結果その世代が損をするような気がします。なぜなら政治家にしてみれば、投票してくれる世代におべっか使った方が、次の選挙でまた選んでもらえるわけで・・・どうせ若い人達は投票しないってなったら、政策もこの人達は無視でいいや、ってなりはしないか。

すでにそうした兆候は表れています。富裕層ばかりに有利な世の中・システムになっていってませんかね。低所得層なんか知らねーよ、勝手に生きろ、あいつら優遇したってどうせ選挙こねえから、、、って感じだとしたら怖いことです。

実際、残業代ゼロ法案・クビ切り自由法案・派遣法改正など、負け犬がどんどん負け犬になっていく仕組みは、全部安倍政権が作っているので。

少し前に、自民党幹部らが「個人消費がなかなか伸びない、どうやったら本当の意味での日本経済の活性化ができるか、安倍総理は悩んでいる」と演説したというのがニュースになっていましたが、ホントにそれで悩んでいるのなら、低所得者をさらに貶める法令ばかり作っているのは矛盾してますよね。ビンボー人をさらにビンボーにしたら、個人消費なんて伸びるわけないどころか、下がる一方というのは素人でも分かる理屈です。裕福にならなければお金なんて使う気にならない。

景気は上昇してる、アベノミクスは成功だ、って国や政府は有利なデータいっぱい出すけど、いまさらそれを信じる人がいるのでしょうか?――いるとすれば明らかな情弱だけどw。

山羊座冥王星時代の傾向

しかし一方で、山羊座冥王星時代だからこうなってしまうのは摂理だし、っていうのも感じてます。今は世界的傾向として、どんどん右寄り・内向きになって、格差が広がって・・・っていう流れになってしまうのは仕方がないのかもしれない。

というのも山羊座というのは、デフォルトの位置が一番上(北)になるので、タテ型社会の象徴のようなサインなのです。そして冥王星はそれを過剰にする。

だから格差社会のコントラストはより鮮明になり、上にいるものはさらに上に、下にいるものはさらに下に、というような風潮になっていく。いい例が、ここ何年もイジメが問題視されてますけど、つまりタテ型社会ですからどんどん上から目線に、そして過剰になっていく――これは2008年に冥王星が山羊座に入ってから、顕著になってきた風潮だと思います。
企業のブラック化などもそうした現れでしょう。

同時にこのような傾向は「そろそろこの問題どうにかしろよ」ってアプローチしてきている意味でもある。なぜなら冥王星は「死と再生」の天体でもあるわけで――つまりスクラップ・アンド・ビルド(一度ぶっ壊して作りなおせ)。イジメなんていい事なんて一つもなくて、害悪でしかないのだから、いいかげん根本からシステム考えなおせよ、って天から問題提起されている、ということでもある。

その意味で山羊座冥王星時代というのは、山羊座の灰汁(アク)のようなものをこれでもかって出してきていて、そろそろそのアクを処理しなければならないボーダーラインが近い事を示唆している。日本のバブル経済が弾けた時、冥王星は蠍座にあって、蠍座的経済が限界に来ていたことを暗に提示していたのと同じ理屈です。その意味からすれば、昨今、舛添氏とか野々村氏とかの政治家のカネの問題もどんどんクローズアップしてきていますけど、政治も山羊座の象徴ですから、そのアクがどんどん出てきているということでしょう。

「構築なう」する権力

話を安倍政権に戻します。
この政権は、まさしくこの時代に「なるべくしてなった」というのがすごくしっくりする感じを受けてます。運命的でさえある。これはこれまでここで再三考察してきた安倍首相個人のホロスコープからも納得できる事ですが。

これが、前々記事でちらっと書いた、安倍政権は「次の混乱時代へつながるためのデフォルト設定をするために生まれてきた権力」ということにつながっていく――もちろんこれは個人的な見解ですが、そう思うに至ったそれなりの根拠はある。

その根拠とは――日本国のホロスコープです。

この国のホロスコープを見る限り、将来的に何らかの危機的状況が襲ってくると予想されます。それは国家の根幹を揺るがすものかもしれません。もちろんその危機は次への転換期という意味でもあります。
時期についてはここには書きませんが、起こるのはほぼ間違いないだろう、と思います。(すぐに起こるようなことでもないし、起きる頃にはこんな記事忘れているでしょう)

そしてその危機的状況というのは、ある日突然唐突に訪れるわけじゃない、それに至る原因というのが、徐々に社会に歪みを生じていき、それがエスカレートして沸点に達した時にそうなる――バブルが弾けた時のように。

その歪みを「構築なう」してるのが、安倍政権という稀代の権力構造だと思ってるわけです。

先に書いた弱者軽視の政策ももちろんのこと、マスコミへの言論弾圧とか、特定機密保護法とか、公務員(官僚)の人事を牛耳ってるとか、安保法案改正とか、武器輸出の解禁とか、憲法第9条を変えようとしてるとか、挙げればきりがないんだけど、システム上はたまたま民主主義政治の体をなしているけど、冷静に見ると、なにやらどこかの独裁者みたいにも感じる。

しかも情けないことに、反対勢力であるべき野党がまるで役に立ってない。これも今の政権をより権力化している要因の一つであって、これが山羊座冥王星なのです。すなわちバブルの時のように、一時、無双になる――しかしそれは崩壊するためのものであり、風船は膨張しすぎると破裂する運命にある。ショーンK氏もベッキーも、破裂する前は仕事が絶好調ではなかったか?

そろそろ書くの疲れてきたので・・・まあそういうことも冷静に考えつつ、次の政治家選びをするのも大事ではないかな、と思うわけ。

誰しも、安全で平和でしあわせになりたいじゃないですか。

まあ、もともと右寄りの人は今の状態を支援してるだろうし、こんな記事何とも思わないでしょうけどw。

【※ホロスコープ画像はSolar Fire Ver.9を使用】

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